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2013/09/11 14:38

ローズの続き。

コース特性と展開を読む前に人気上位馬5頭の内、軸馬は果たしてどの馬かを考えてみます。
現時点ではメイショウマンボを抜擢します。ディープ産駒の3騎と人気を分け合うとは思いますが。
オークスのコメントでも書きましたが、桜花賞の敗因は全てが18番ゲートでした。
1800のローズと違い1600は、3角までが200短くなりますから、当然入りが速くなります。3コーナーまで馬群がバラけず、長い3~4コーナーを大外の差し馬は、外そと回され距離損します。目測ですが、4~50mは余計に走らされたんではないでしょうか。
オークスは枠も良かったんですが、力通りの競馬でしたね。
父はSS産駒のクロップで、ディープより一年早く生まれました。キー一族の血が配合され底力とパワーが売りです。母メイショウモモカグラスワンダー産駒で、この事によりHail to Reasonのクロスが生じています。

5代血統のクロスは、
Mr.Prospectorの4×4(血量12.50%)、Hail to Reasonの4×5、Nijinskyの4×5、Nothern Dancerの5×5です。
これをみると、ヘイルトゥーリーズンのクロスが、父系が子孫達に残したスピードを旨く伝えているんではないでしょうか。
5月のパンパンの馬場で、25秒台前半の時計でディープ産駒を抑え込む事はできなかったと思います。


阪神の1800は、3コーナーまで600m強とたっぷり距離があるため、枠順の利、不利はありません。
25回のコース改修後開催された'07年に限り、ダイワスカーレットという一番人気の逃げ馬がいましたから、ダイワに鈴をつけにいこうとする馬は全くいず、ダイワの独壇場の逃げで、内目の枠に入った2、3番人気の馬で決着がついてしまいました。3単5-1-7で1080円の競馬でした。以後順を追って書きますと、18-10-11、4-11-13、6-9-12、8-11-2、昨年も6年前と同じ1、2、3番人気の順で決着し、6-7-8でした。

話を戻しますが、外回りで直線が長いという事でテンがかなり緩みます。OPクラスでも前半1000m通過が1分を切るか切らないかのスロペースになります。4コーナー半ばの直線に入る手前から再加速する形になりますから、緩急に対応できるかが鍵となります。3~4コーナーのカーブは距離が長く(日本一)、大外を回ると距離損になりますから、出来れば馬群の内に入れて回る事が要求されます。やはり後傾ラップが基本形です。速い上がりが求められることになりますから、瞬発力不足の馬にとっては厳しいコースと言えるでしょう。

6年間を検証してみます。
'07年、1着、ダイワスカーレット、1.46.1、良、35.6~33.6。
'08年、1着、マイネレーチェル、 1.47.3、重、34.4~36.2。
'09年、1着、ブロードストリート、1.44.7R.良、34.5~35.0~35.2。
'10年、1着、アニメイトバイオ、 1.45.8 良、34.1~37.4~34.3。
'11年、1着、ホェールキャプチャー1.48.1、良、36.7~34.1。
'012年、1着、ジェンティルドンナ、1.46.8、良、36.5~33.4。
'07年と'11年12年が後傾ラップで、'08年が極端な前傾ラップになっています。プラス1.8です。
この年は秋雨前線が停滞し、関西地区は連日の雨で馬場は悪化していました。芝コースは時計が掛かり、騎手の心理で前傾ラップが演出されたとみるべきでしょう。
'09年のレースは、3歳9月の牝馬にとっては、「心臓破り」のレースですね。勝ったブロードストリートは以後、2着が最高で勝てず引退して行きました。
'10年は0.2だけ前傾ですが、中間3Fのペースがダウンして全体時計からは後傾と言えるんではないでしょうか。

今回の人気上位馬達は似たような脚質で、逃げ馬を深追いする様なことはせず、位置取りと他馬の出方を牽制し合うと思います。ダイワスカーレットの時は堂々の一番人気で、鈴を着けにくる馬もいず、何と3コーナー手前からの3Fを37.9とダウンさせ、上がり33.6の逃げ切りでした。後ろはおいでおいででした。

さて、逃げる可能性の高いノボリデイァーナですが、白百合では14頭立ての13番とピンクの枠、外の14番にロケットスタートを決められ、2F目を10.9で行き鼻を奪いました。急坂の3角手前の400mを25.1で登りきり、力を抜いて坂を下りきり、35.0で纏めて逃げ切りました。走破時計は1.47.4でしたが、この時計はもっと詰まります。
登って下りるという京都特有のコースは、フレンチディピュティー産駒は不得手です。この緩急に対応出来るわけですから、同馬は相当器用です。

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