4枠5番のワイズリー、柴田人の石橋脩が天乗り騎乗。

5月の準オープン勝ちの後、サマーシリーズに突入したが、選んだのは7月の中京記念、8月の関屋記念。共に不得手の左回り。特に前走の関屋では4本中3本の落鉄、弘平Jも頭を抱えたはず。お手馬Dバレンチノと同日のバッティング。美浦所属の石橋あんちゃんに回ってきた。

ワイズリー。
不思議な馬だと思っている。
先ずせん馬、これだけでは別に不思議ではないが。
血統、父ムーンバラッドはNDの4×4、母ブラントパラダイスもNDの4×4×4、すなわち同馬には、NDの5・5×5・5・5、血量15.63%という血が配合されている。
これだけでは吃驚しないが、同馬には、名牝ツリーオブノレッジの血が12.50%も入っている。
母の父パラダイスクリークと祖母の父Theatricalは叔父甥の間柄なのです。
Theatricalの半弟にタイキブリザードがいますが、種牡馬として成功出来ず、去勢されてしまい4年ぐらい前から、鹿児島で余生を過ごしているそうです。

サラブレッドの世界でよく聞く、「華麗なる一族」とはどうやら無縁のようです。
ワイズリーも○○を取られてしまいました。100%種牡馬の道は断たれました。

最終追い後のコメント、「走りに集中するようになった」、このコメントは凄く重要な意味を持っています。
厩舎の関係者がこのコメントを出す時は、馬がやっと競走馬らしくなってきた、というコメントなんです。
栗坂、4F52.9~12.3で追えたら十分です。

前走+12キロ、猛暑だった今年の8月、どう見ても前走の関屋が勝負でない事は見え見えですね。
京成に向けてのハンデ貰いのレースだったんでしょう。
準オープンを勝ったばかりの馬に比べたらどう見ても有利な54キロですね。

勝負してみる価値はありそうです。

Dシャークについて一言、大久保龍氏は11月のマイルCが狙いのようです。
安田で先着された2騎、Rカナロア、Sマイティーは夫々、前者がS部門、後者がI部門のスペシャリスト、シャークはマイラー、………マイルCで狙いましょうね。