'06年の七夕賞を回顧しながら……、

06年、Gllの金鯱賞を逃げ切って福島に乗り込んできたコンゴウリキシオーが一番人気。小倉の鬼と言われたメイショウカイドウ(全11勝中8勝が小倉でのもの、内小倉重賞4勝、2着1回)は3番人気、59キロのトップハンデ、7歳にして初コース、この条件では3番人気が妥当だとファンは思ったのだろう。逃げるリキシオーを直線楽に捉えてカイドウが優勝した。

今年、トップハンデの58キロが2頭いる、一頭はノースヒルズのトレイルブレイザー、もう一頭は7歳のナリタクリスタル。トレイルに関しては叩き台の感がする。ノースヒルズの総帥前田幸治氏が福島入りするとのことだが、お目当てはダコールではなかろうか。
弟の晋二氏所有のキズナがダービーを制しているだけに、一挙手一投足は注目されるが……。

さて、もう一頭のクリスタル、前走鳴尾は明らかにここへのステップ、長休明けとはいえ、12キロの馬体増。
レースは中団のインで流れに乗り、勝負所の3角手前から後続各馬が動き出したにもかかわらず、動けずじまい。
息を抜く悪い癖が出たとは思えない、重い馬体で反応しきれなかったとみるべきか。3~4コーナーの下りのみなし直線、マイル迄しか勝ち鞍のなかったトウケイヘイローが、2段掛けに持ち込んで鮮やかに逃げ切った。
負けたとはいえ、0.5差、年齢的な限界とは思えない。

一週前追いでは、格下とはいえ15馬身以上前を行く馬を果敢に追い、併入に持ち込んでいる。CWで80秒、叩かれて確実に上昇してきている。

人気上位のエクスペディション、ハンデ重賞57キロはちょっと気になる。同馬は56キロホースの様に思うんだが？
開幕2週に変更になり、ピッタリ7日の七夕開催。
土曜も前残りが目立った。今日も十分留意せねば。

日経新春杯の時も人気で飛んだダコール、オーナー観戦で人気が走りすぎる様であれば、届かないシーンもあり得るかな……。

少しだけ馬券を買って遊んでみようと思っていますが。