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2013/06/15 21:57
異質のディープ初年度産駒、池江厩舎もう一頭のダノン。
'08年ディープ産駒147頭の内、Haloの3×3のクロスを持って生まれたのはダノンバラード唯一頭だった。
その前年、フジキセキ×シャンソネットの配合で誕生したダノンシャンティーがHaloの3×3のクロスだった。
「ブック」専属の血統評論家の某氏が、NHK杯号で取り上げ、同馬は見事1分31秒4のレースレコードで優勝した。
父方のおじいちゃんと、母方のおじいちゃんが同じという事は、つまり1/4、25.0%の''血''、という事になります。
同馬はダービー出走は叶わず、復帰はしましたが勝てず引退してしまいました。
人間が作り出してきたスルーフブラッド、いつも考えさせられますね。
さて、ダノンBの母レディバラードの母Angelic Song(1988年生まれ)は、前述シャンティーの祖母Glorius Song(1976年生まれ)の妹です。母系は同じバラード一族です。
両者の大きな相違点は母の父系です、レディバラードの父はアンブライドルド、ミスプロ系ファピィアノの直仔で、米ダートGlを勝った連中ばかりです。父の産駒アンブライドルズソングもAWやダート勝ちです。
レディバラード自身もダートGlll2勝馬です。
ダノンバラードは、'08年産駒147頭の中で重賞勝ち第一号の馬です、朝日杯には行かず、ラジオNK杯を選択しました。
2歳12月の時点での阪神2000はタフなコースです。同馬はここをクリアしています。
皐月をオルフェの3着後、リタイアして、以後パッとせず、準オープン、オープン特別を勝ちましたが、能力の片鱗を見せたのは、今年1月AJCでした。
月一のローテで使われ、中山記念、日経賞の凡走後、間隔を開けて、好走歴の有る阪神2000の鳴尾記念にぶっつけて来ました。厳寒期でも480キロ丁度をキープしていた馬体が少し緩くみえました。
レース内容は、オルフェが勝った大阪杯に決して劣らず、大阪杯が前後4.0秒の落差、鳴尾は1.9秒でした。トウケイヘイローが下りを利して逃げ切りましたが、3着は立派でした。
この前のひとこと日記に書きましたが、阪神内回りGlに実績のないディープ産駒ですが、この馬だけはその範疇では捉えきれない様な気がしています。
天才と○○はカミひとえと言います。
同馬を天才とは呼べないでしょうが、大ブレークしそうな雰囲気がないではない、そんな気がしていますが……?
まだ一週間ありますのでこれからもいろいろ考えて行きたいと思っていますが。