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2013/05/21 11:22

日本ダービー考……。

'10年産馬生産に携わった関係者の皆さんご苦労さんでした。今年は牝馬の参戦はありませんが、非常にレベルの高いレースになるでしょう。
最高の馬場コンディションで行われた今年の中山皐月、118秒0というコースレコードでの結着でした。
昨秋、プラス18キロの馬体増で一週前の2歳馬コースレコードをアッサリ塗り替えてしまったロゴ、以後4連勝と破竹の勢いです。この侭ダービーまでいってしまうんでしょうか?

逆転の可能性を秘めているのは、エピファネイアでしょうか。

同馬について少しコメントしたいと思います。興味のある方は読んでみて下さい。

母シーザリオはご存知の通り、本邦初の日米オークスを制した名牝です。ノーザン・F生産で、キャロットの所有馬。この馬の生産までは紆余と曲折がありました。母のキロフプリミエール Kirov Premiere(英)は輸入繁殖牝馬で、生産界期待の繁殖馬でした。迷わずSSに付けられましたが、3仔ともにパッとせず、第4仔はペンタイヤに付けられました。これもやっぱり上手くいかず、再度ヘイロー系SS直仔のダンスに付けられました。
ダークポテンシャルという馬です。中央で9戦し未勝利、以後東北に降ろされ11戦しましたが勝てず引退しました。
馬主は渡辺勝夫さんです、大損ですよね。

私も自分なりに考えてみました、なぜ走らなかったのか、これは推測ですが、NDの4×3(血量18.75%)にあるんではないだろうかと思っています。所謂血が濃すぎてしまったということです。
第6仔として誕生したシーザリオ、NDの5×3で血量15.63%と若干薄まりました。

6戦5勝2着1回の成績を残して繁殖入りしました。クラブの要望でもありました。
ディープより先に種牡馬入りしていたミスプロ系新進のキンカメに付けられましたが、'07年、'08年と不発でした。
キンカメ自体がNDの4×4、シーザリオの母父がSDですので、結果としてNDの5・5×4となり、しかもSpecialの5×5のクロスも内包されてしまったのです。第2仔のヴァイオラに到っては今年4月蹄葉炎で亡くなりました。
'09年空胎後、Hail to Reason系Robert~Kris.Sのシンクリに付けられて生まれたのがエピネファネイアなのです。
サクセスブロッケン同様Hail to Reasonのクロスを持ちます。

この馬はデビュー4戦目の弥生賞でビュィクがしくじって負けましたが、まだ伸び代を持っている感じですね。

父のシンクリは面白い馬で、秋天2回、有馬2回と同一Glを2度制覇した馬です。府中の2400mのGl戦、ダービーとジャパンCは見事に負けています。産駒はフジキセキと同じような傾向を見せています。
好、不調の期間がともに長く、好調時の単の狙い目を見極める事が重要になってきます。

母シーザリオは選手権距離で同世代Nolになった馬です、ましてや海の向こうでも。父スペシャルの血でしょうかね。シンクリ×シーザリオは日本競馬界最大の配合成功例になる可能性は高いと思いますが………。

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