サッカーは文化です!

後半34分27秒で止まっていた時計が動き出しました。

豪雨と遠いながらも不安を与え続けた雷により、主審のTJこと東城さんが試合を止めました。
約1時間ぐらいあったでしょうか、中断の間、ヴェルディの選手達は気持ちを込めてリフレッシュしていたのでしょうね。

中断の間も降り続いた強い雨の影響によりボールが走らないピッチ上を「それならオレたちが走ってやる!」とばかりにヴェルディの選手達は前掛かりで攻め込んでいました。
交代出場の中島クンをはじめ、残された試合時間に全員が全力を尽くしていたと思います。
そしてAT4分と表示された直後、ガンバDF陣がハイボールの処理をもたついた隙間を擦り抜けた石神のゴールで同点。
味スタや三ツ沢での観戦時には冷静かつ中立のつもりでいる私でさえも拳を突き上げる同点劇でした。

試合自体は前半も後半もガンバは寝ボケてるんじゃないか？と思うような時間帯にヴェルディが先制、そして追加点。それでも新加入のロチャのヘッドでの追撃からパウリーニョのパウリーニョらしいゴールで同点、遠藤のFKでの逆転まではさすがというか、やっぱりガンバというような流れでした。

ガンバの敗因、もとい、追い付かれた原因はやはり雨でしょう。
試合再開後のガンバは雨で重たいピッチに自慢のパスワークが削がれ、こぼれ球を勝負して拾いまくるヴェルディの選手達の執念に押され続けていました。

流れを引き寄せ、これからがガンバのショーの始まりだという時にやってきた豪雨と雷により試合はガンバにとっては残念な、ヴェルディとそのサポーターにとっては最高な展開になりましたね。

15分後に再開と告げられた後、豪雨をものともせず唄い続けたヴェルディのサポーターにはホントに嬉しい結果になりましたね。

得られた勝ち点は1でしたが、この勝ち点1を今後に繋げる執念を見せてくれた選手達には今後もこの気持ちを見せてくれるコトを期待したいですよ。

私事ですが、関東のいろんなスタジアムでいろいろな対戦を観戦してきたつもりですが、このヴェルディ−ガンバ戦というのは今回が初観戦でした。
そして味スタでホーム側のゴール裏からの観戦というのは今回で3度目。
初めてのヴェルディ側はあのエジムンドすら涙したJ1残留を決めた2001年の瓦斯戦、2度目は今をときめく長友とフッキのマッチアップが話題になった2008年の瓦斯戦。

なにせ、味スタや三ツ沢での観戦時はバックスタンドのアウェイ寄りでひとりポツンと観戦が基本の私ですから…。


今回の日記のタイトルはハーフタイムにヴェルディのゴール裏で紹介された俳優の石田純一さんの第一声を使ってみました。

かつては「不倫は文化!」と言った人が「サッカーは文化!」と叫びました。
でも同じ文化でも「不倫＝サッカー」じゃねえよなぁ〜…、なんて下らないコトを考えたコトは書いてもしょーもないコトですね、

サーセンでした!


なお、写真は中断の間のアウェイ、ガンバ側すら霞む豪雨の様子です。

次回は等々力での「ヒデキナイト」を観戦予定です。