走り切ったのは…。

「お〜れっだいもん、らららららららっ、お〜れっだいもん、らららぁ〜らぁ〜…」

私が等々力に着いた途端に響いてきた大音量の声援でした。

今夜の観戦は川崎−浦和戦。
対戦する場所が等々力であろうが埼スタであろうがいつも苦戦する印象があるカードです。
結果だけでいえば4−0で川崎の完勝。これほどの点差になるとは思いませんでした。

立ち上がりは割りと静かな攻防、お互いに様子見というよりは省エネという感じでしたね。
そんな中、前半28分に大久保の粘りのキープからのパスを受けた憲剛が先制弾、2分後にはパスカットからレナトが持ち込みシュート、ポストに嫌われましたが拾い直したレナトの一撃で追加点、前半終了間際にも山本真希のゴールで3点目。
こんな展開になるとは誰も予想出来なかったと思います。
そして今夜のハイライト、後半早々に憲剛が倒されて得たPKをJ1通算100ゴールがかかっていた大久保が決めて4−0。試合もほぼ決まってしまいましたね。

今節、全チームが中2日での試合でしたが浦和は瓦斯戦の疲れが相当残っているような感じでした。
川崎もアウェイ広島戦の敗戦からの試合でしたが浦和との違いはここぞという時にしっかり走り抜いたコトが勝因だと思います。
次節は首位・大宮とのアウェイでの対戦。ナビスコカップで対戦した時と同様にノヴァコヴィッチとズラタンを欠く大宮から勝ち点を獲りたいですねえ。
次節もしっかり走り抜いてもらいたいですよ。

今夜は日産スタジアムでも横浜FM−大宮という対戦があり、神奈川の2チームが埼玉の2チームを破った夜でしたね。
帰りの電車では川崎、浦和、大宮の各サポーターが呉越同舟という光景を目にしましたよ。
キツい蒸し暑さの中、選手もサポーターも大変だと思いますがこの我慢比べを耐えぬいたチームが優勝あるいはACL出場権を手にするコトでしょう。
中3日の次戦が終われば束の間の休戦です。
もう一試合、全力で走ってもらいたいですね。

この観戦記の最初にいきなり幼児のようなひらがなを羅列しましたが、浦和の試合前には必ず聞かれる「歌え! 浦和を愛するなら」を目の当たりにすると、コトバは悪いですが「やっぱ、こいつらスゲーな〜…」といつも感心する次第です。