天皇杯決勝。

前半と後半では別のチームのようだったガンバ。
耐えているように見えてもしっかり受けていたレイソル。
前半は相手を崩してシュートまで持ち込んでいたガンバも後半は意志疎通が上手くいかなかったのか精彩を欠く内容でした。
逆にレイソルは90分通してボールを持ったら素早くガンバゴール前近くに持ち込み意表を突く感じのシュートを放ってましたね。
結果は0−1でレイソルの勝利。
天皇杯を獲得し、これでJ1の3大タイトルをすべて獲得した事になりますね。
キックオフ直後はレイソルが攻め込みレアンドロ・ドミンゲスのシュートもありましたが、その後はガンバの攻勢になりました。
でも前半8分辺りの遠藤のCKからレアンドロのヘッドがオフサイドに判定され、28分辺りの倉田のパスから二川のシュートを菅野が好セーブでしのいだあたりまでがガンバのチャンスだったと思います。
レアンドロがドリブルで抜け出そうとしたプレーもありましたが、しっかり追い掛けていった那須に守られ不発。
後半のガンバは選手交代の度におとなしくなっていったような印象が……。
ガンバを見てなんとなく思ったのは今野と明神を並べる事により攻めの駒が足りなかったのかなぁ〜と感じました。
何故、松波監督は二川、倉田を交代させたのか？
右の高い位置に加地が張っているので左の藤春は守備のバランスを取る為であろうかいつもの香車ぶりを発揮出来ず。
これは今野をボランチに起用する弊害ではなかったのか？
今野の位置に遠藤、遠藤の位置に家長なら展開力も違ったと思うんですが……。
試合終了後、喜びのレイソルイレブンとベンチの選手やスタッフを茫然と見つめるガンバイレブン。
やりきった感などそこにはなく、ガンバイレブンの頭上には大きな「何故だ…」という文字が見えたのは私だけでしょうか…。

表彰式後のレイソル側ゴール裏は歓喜に溢れていましたね。
サポーターをバックにしての記念撮影後、ゴールを守り切った菅野がサポーターに向かって来季のタイトルはすべて獲るぞ！と雄叫びを挙げていました。
横浜FC時代の菅野を観ている私にとっては常に川崎にボコボコにされていた印象が強いのですが、本当に良いキーパーになったと思います。
代表の試合の時の川口能活と同じように神が舞い降りるタイプだと思いますから大きな舞台では期待も膨らみますよ。
これでレイソルは2年連続でACLに挑む事になりましたね。

個人的には川崎が出場するまではACLなんてただの罰ゲームだと思っていたんですが、一度出場すると何とも言えない感覚があるのがACLなんですよねえ……。

来季のACLに出場する4チームには5年振りのアジアNo.1を獲得してもらいたいものですよ。

てな感じでガンバ目線で語れば不完全燃焼の天皇杯決勝だったと思いますが、来季は本当に厳しいJ2という舞台を勝ち抜くためにしっかりと体制を整えてもらいたいですね。
天皇杯終了後、数時間で長谷川健太氏の監督就任仮契約が発表されました。
来季開幕までは2ヶ月しかありませんが、手腕に期待したいですね。


快晴だった元日の国立、今年も彼方に富士山が見えました。
これで私の観戦も一区切り。
でも歩いて行ける距離に駒沢競技場があるんですよねえ……。
もしかしたら高校サッカー2回戦、3回戦をまったりと観戦に出かけてるかもしれません。
やはり近場で試合があるとスタジアムの空気を吸いたくなりそうだなぁ〜……。

最後になりましたが、
謹賀新年！
年齢による体力の衰え、天候による気力喪失、上がらない給料からの支出の心配などでスタジアム観戦も年々キツくなってきたおやぢでございますが今年も関東近辺のスタジアムに出没するつもりです。
スタジアムでサッカーを観戦出来る喜びを今年も大いに楽しませてもらいます。