激闘の果てに……。

正直、今日はTV観戦に予定を切り替えようかなぁ〜なんてコトも考えました。
でもJ1最終節、やはり総決算の今日は当初の予定通りに日産スタジアムで横浜FM−サガン鳥栖戦を観戦してきました。
試合は相手が札幌か？と勘違いするかのような横浜FMの一方的な展開。
こんなマリノスは久しぶりに観た気がしますよ。
再三の枠内シュートを鳥栖GK・赤星の好セーブでしのぐ鳥栖という感じでしたね。
試合結果は中村俊輔のFK一閃でマリノスの勝利。
まだまだ高い壁として鳥栖・豊田にプレーをさせない中澤、そして栗原のDF陣も鉄壁の守備で、まさに力でねじ伏せたような勝ち方でした。
鳥栖も昇格初年度に5位という結果は大戦果といっていいでしょうね。
来シーズンも大いにリーグをかき回してもらいたいものですよ。

試合終了後、中村俊輔のインタビュー途中で他会場の試合結果がオーロラビジョンに映し出されました。
今日の日産スタジアムはACL出場権が懸かった一戦でしたが勝ったマリノスも出場権獲得にはなりませんでした。
他会場の結果についての歓声は特に上がりませんでしたが、私は4つの試合結果を確認して心の中は「…………。」という感じになりましたね。

優勝も降格も「この一試合」で決まるコトでは無いんですよね。
J1・18チーム、全てが34試合を戦いぬいた結果が最終節にトータルの順位として出たワケなんですよ。
ただ本当にチームとして力が無かった札幌以外の17チームは実力に見合った位置でシーズンを終えたかといえばそうではない気がします。
勝った者が強いんだ。
その通りです。
でもチームを低迷させる原因がクラブ内に存在して足を引っ張り、チームが実力通りの力を発揮出来ない状況でシーズンを戦わざるを得ないとしたら……。

鹿島から野沢・田代、ガンバから橋本の加入で優勝候補に挙げる人もいた神戸。
監督交代はホントに正しかったのかなぁ〜……。
ただでさえ毎年、名前だけで寄せ集めた感が強いチーム構成なのにじっくりチームを作らなくてよかったのかな？

2005年のリーグ優勝以来、ここ数年、世代交代が不安視されていたガンバ。
昨年までの西野監督も緩やかながら世代交代を進めていた感じはしましたが、上手く定着した感じはしませんでしたね。
もちろん、宇佐美や安田をはじめ期待の若手が海外へ行ってしまうなど理由はありますが、いつまでも遠藤・明神・二川などのベテラン頼みをずるずる続けてきたコトもあるような気がします。
逆説的になりますが、浦和や名古屋にアウェイで圧勝したコトもアダになった気がします。
やっぱりオレたちは大丈夫だとチームもサポーターも危機感が吹っ飛んだ気がしたでしょうしね。
レアンドロ獲得後の勢いを考えたら降格圏脱出はすぐだろうと思っていたんですが……。
今野は3度目の経験、明神に至ってはまたもや西野監督退任後の悲劇。
これも巡り合わせなのかなぁ〜。
シーズンが始まる前から「セホーン・ロペス体制」には疑問以外ありませんでしたが、シーズン終了まで立て直せないとは思いませんでした。
Jリーグを支える人気チームの降格は本当に残念です。
10年前ならガンバや千葉がJ2降格して甲府や鳥栖がJ1で戦ってるなんて信じられないでしょうねえ…。

セレッソは横山のお礼参りの2発で川崎と引き分けて残留。
新潟も川崎戦後の絶望感を振り払い仙台戦に続いて札幌に勝ち、他力ながら自身の残留条件をきっちり達成し待っているところへ吉報が届きましたね。
スポーツニュースの映像で観ましたが吹雪に近い天候の中、新潟の選手バスを待ち唄い続けたサポーターの姿を観たら胸に来るモノがありましたよ。

今シーズンも終わりました。
ちゃんと数えてませんが今シーズンもJ1・J2・JFLと30数試合観戦に出かけました。
あとは天皇杯を4試合ほど観戦に出かける予定です。
今年の元日はチケットが取れず、国立の決勝は観戦出来ませんでしたが、来年の元日は2年ぶり6回目の決勝観戦に出かけます。

リーグ戦は終わっても私の観戦シーズンはまだまだ終わりません……。