293件のひとこと日記があります。
2012/11/24 00:55
手に入れたモノは…。
ボールの行方を確信した林はゴール裏のサポーターの元へ一直線に向かっていました。
ヘディングに競り勝った安川からこぼれたボールを絶妙なループ気味のパスで前線の林へ送った森島。
オフサイドギリギリの飛び出しで抜け出した林がGK岡本の頭上を越えるループシュート。
ベンチでは力強いガッツポーズの田坂監督をはじめ全員が歓喜。
試合が動きました。
直後に千葉も荒田、オーロイを投入し1点を獲りに行くパワープレーを仕掛けます。
クロスの精度も落ち気味の中、全員が引いてきた大分も必死のクリアで対抗。
長いかなと思ったAT5分もアッという間に過ぎ去り西村主審の笛が鳴り響きました。
全員がピッチになだれ込む大分、全員が倒れこんだ千葉。
ピッチ上には明暗双方の姿がありました。
雨でピッチ状態が良くない中、立ち上がりからうまく対応していたのは千葉でした。
谷澤の再三の突破やスルーパス、ピッチに足を取られボールを失う大分という構図が何度か見られました。
大分も下がってきてボールを収める森島や左からの突破を試みる木島などがチャンスを演出しますが決定的な場面は千葉の方が多かった前半でした。
後半も千葉が押し気味の中、76分、あわやPKかという場面もありましたが直後のセットプレーをモノに出来なかったのは残念でしたね。
そして試合を決めた86分の林のゴール。
2009年、大分の降格を決定付けたゴールを奪ったのも当時、京都に在籍していた林だったんですね。
インタビューでもそのコトを聞かれてました。
そして、この昇格プレーオフでも古巣・千葉の夢を奪ったのも林なのは何かの因縁というか巡り合わせというか……。
両チームがサポーターへの挨拶に向かう中、歓喜に湧く大分の逆側では悔しくて悲しくとも唄い続け拍手で迎える千葉のサポーターがありました。
大分が手に入れたJ1への切符は厳しいシーズンを戦い抜いた後の最高のプレゼントですね。
千葉もJ1への切符は手に入れられませんでしたが、雨の中、集まってくれた多くのサポーターは自分たちの宝物というコトが再確認出来たはずですね。
今日は国立に向かう途中の秩父宮ではラグビーの早慶戦、神宮球場ではスワローズのファン感があり、もしかしたら国立が一番寂しい入りかなぁ〜…なんてコトも頭をよぎりましたが、27,433人もの入場者があり、試合も昇格を決めるに相応しい戦いになってホントに良かったですよ。
朝起きた時点では寒さと雨で観戦を断念しようかなぁ〜なんて考えもありましたが、やっぱり観戦出来て良かったです。
今シーズンのJ2はこれにて終了。
世界で一番面白いフットボールリーグはJ2かもしれないなぁ〜…なんてコト言ったら怒られちゃうかなぁ〜…。
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ゆきりん0423さん
素晴らしい観戦記をありがとうございます
ワタシはTV観戦してました。
このままでいくと、千葉かなぁと思っていた矢先のまさかの大分のゴールでしたね。最後まで何が起こるかわからないから、諦めないことも大事なんだな、と思いました。
大分の田坂監督は、久しぶりにお見かけして懐かしかったです。涙を浮かべて、熱いものが伝わって来ましたよ。
昇格したチームには、今年の札幌のようにならないで欲しいです。
あと、本日の朝日新聞スポーツ欄のコラムは、納得、です。よろしければ、読んでみて下さいね -
花びらさん
ジェフが断然に有利と思いましたが、、サッカーはやはり何が起こるか分からない。
歓喜と絶望の光景でしたね。残り4分でJ1の切符が消えたジェフ…明日が怖い(^^;;
素晴らしい日記を有難うございます。
今日の雨はサッカーの神様の涙かな…