恵みの雨…？

午後5時を回ったぐらいの時間でした。
来るだろうとは思ってましたが薄暗い曇り空に光る雷、窓ガラスが心配になるぐらい大粒の雹、家を出るのは諦めた方がいいんじゃないかと思いましたが時間が経つにつれ弱まった豪雨は午後6時前には一旦止んだので、すかさず等々力へと向かいました。

というワケで明けて昨夜は4週連続開催となった等々力での川崎−札幌戦を観戦してきました。
雨は弱まっていたとはいえピカピカ光る空の下でのキックオフ、我々はもちろん選手も不安であったと思います。
試合経過は前半に川崎が縦パスを受けた家長のシュートを札幌GKク ソンユンが弾きましたが詰めてきた中村憲剛がダイレクトで叩き込んで先制、後半に入って家長とのパス交換から左サイドを深くえぐった登里からのクロスを小林悠が合わせて追加点。
反撃したい札幌はエドゥアルド ネットのパスを受けた谷口から交代出場のヘイスがかっさらい突進、飛び出してきた川崎GKチョン ソンリョンの目測と判断ミスをついて冷静に流し込み反撃の狼煙を上げました。
残り時間も少ない中で札幌も意地の猛攻を見せてくれましたがそのまま試合終了。川崎が2−1で勝利を手にしましたよ。

試合前の私の勝手な予想では札幌は割り切ってジェイと都倉に放り込む戦い方をしてくるモンだと思ってました。もちろんそういう場面も多々見られましたが札幌期待のタイ代表チャナティップのドリブルや右サイドのマセードにボールを集めてパスで繋いでチャンスを作ろうとする割りと川崎とがっぷり組むような戦い方をしてきたのは意外でしたよ。でも終了間際に川崎を脅かすべく存在であった福森が脚をつってしまいセットプレーを活かせなかったのは残念です。
川崎にとっては豪雨の後も降り続いた雨の中でもピッチの状況は悪くなくいつものサッカーが出来たのは幸いでしたね。

川崎と札幌、優勝争いと残留争いとまったく違う目的でも勝ち点を落とせないのは一緒です。
結果は当然の如く優勝争いをする川崎が勝ちましたが札幌には内容を悲観しないよう願いたいですよ。
でも結果には悲観して危機感を持って次戦に繋げてもらいたいモンです。

ホントにねえ…、複雑な心境なんですよ…。シーズンチケットで毎回同じ席で観戦してる私ですがヘイスが1点返した瞬間には「よしっ!!!」なんて大声が出ちゃったんですよ。
前回の2012年の対戦時には札幌がホントに力が無かったコトも見極めていたので冷静に観戦してたんですが札幌も川崎もJ2だった頃、そして2008年の対戦時にはアウェイ側のゴール裏にいたんですよ。
J1残留のチャンスがまだまだ残っている今季はやはり気持ちは大好きな私が育った北海道のチームに寄ってしまいます…。

札幌と川崎、どちらも大好きなチームです。
今季はもうこの対戦はありませんので次節からは気持ちを切り替えて札幌のJ1残留と川崎の初タイトルを願って観戦を続けていきたいと思います。