謎の90分。

ATに入ってからは別のチームの別の試合かと思いましたよ。
川崎が攻めこむ展開が多いながらも得点の匂いはせず、甲府からも必死に守ってるような悲壮感は感じられませんでした。
そして90＋1分、オフサイドを取り損なった川崎・奈良を交わして持ち込んだ甲府・河本が流し込み甲府が先制! 時間が時間だけにこのまま守りきられると思いました…。

というワケで昨日はお馴染み等々力での川崎−甲府戦を観戦してきました。
先制されてやっとエンジンがかかったかのような川崎、すぐさま反撃に出てコーナーキックを奪いました。
憲剛が蹴ったボールは奈良がヘッドで捕らえ山なりの軌道を描きながら甲府ゴールに吸い込まれていきました。
90＋3分、川崎が追い付きます。
その後も川崎が攻勢をかけますが気落ちせずに守りぬいた甲府が引き分けに持ち込みましたね。
試合らしい試合はATの7分だけだった気がします。
正直、90分の試合時間で印象に残ったのは前半の甲府・ウイルソンが放ったシュートを川崎GK・チョン ソンリョンが弾き出した場面、後半はそのチョン ソンリョンと甲府・ドゥドゥが交錯してチョン ソンリョンが負傷交代した場面ぐらいしか無いんですよ…。
淡々と攻めていた川崎と淡々と守っていた甲府、0−0の引き分けで終わるとあきらめていましたよ。
チョン ソンリョンの負傷交代が無ければ7分ものATは無かったでしょうし、もしかしたらAT3分で試合を閉められていたら川崎は引き分けにすら持ち込めなかったかもしれません。
また負傷者が増えてしまった川崎でしたが最後はホントに不幸中の幸いだったAT7分でしたよ。
ケガ人が多くてベストな布陣で挑めない川崎ですが昨日は勝ち点3をもぎ取らなければいけなかった試合だったと思ってます。
そして12日にはACLの広州恒大戦が控えてます。
勝てなければACLは終了となる状況ですがどんな布陣で挑むのかホントに不安ですよ…。

対する甲府はこうしてJ1残留を決めていくんですよね。
いつもの迫力を欠く川崎を相手に勝ち点3を得るチャンスもありましたがすべてを失うような戦いぶりは微塵も見せませんでした。
3は得られなくても絶対に1を手放さない強かな戦いぶり。昨日はヴァン君ではなくフォーレちゃんが遊びに来ていた等々力でしたが来季も確実に遊びに来てくれるものだと思ってます。
ヴァンフォーレ甲府、J1に居続けられるよう願ってます。居続けて重ねていく経験が必ず先の躍進に繋がると思ってます。

鹿島やガンバももたついた今節でしたが来週以降の川崎にはしっかり離されずについて行ってもらいたいですよ。


余談ですが今日観戦してきた駒沢での東京V−湘南戦についてヒトコト書かせてください。
キックオフから攻勢に出ていた東京Vが先制しましたが前半20分少々で勢いが止まってしまい持てばすぐに前を向いて突進する湘南が前半のうちに逆転、後半も追加点と強さを見せつけてくれた試合でしたよ。
後半残り時間も少なくなってから反撃を見せてくれた東京Vでしたが時すでに遅し…という感じでした。

久しぶりの土日連続観戦、そして水曜日にはまた等々力と観戦が続く私ですがまた明日から一週間仕事頑張ってきます。
昨日の等々力、今日の駒沢、天気は残念でしたが共に桜がキレイでしたよ。
ようやく春を感じるコトができた週末、来週も熱戦を期待したいですね。