ヒュウマが明暗を作った中山金杯

中山金杯のレース回顧です。
勝った馬は2番のラブリーデイ、2着は復活が注目された4番のロゴタイプ。　　

馬場コンディションはこの冬の中山競馬場は夏に開催をしなかった分、夏場に根を張った芝が生きているので、中々馬場状態が悪化してきません。有馬記念でも「例年よりも格段に芝の状態が良い」と評されている通り、かなり例年と違う馬場状態の様です。今開催は「迷ったら内」が手かも？　　

　レース展開はラブリーとロゴは全く同じポジションで、やや前目と言う流れ。珍しいと感じるまでの縦長展開でしたね。中山は団子で4角回ると、内の馬が進路を確保できなくて撃沈。かといって急な4角で大外ブン回すとロス＆短い直線で撃沈、という要因から紛れが多いのですが、コレだけ縦長になると有力馬もしっかり実力を出せる展開でした。　　

　4角でヒュウマが早々と一杯になってしまった事が勝負の行方を左右する事に。ロゴタイプは道中ずっとヒュウマの後ろを取っていたのですが、4角で早々とヒュウマが一杯になってしまいました。このまま後ろを取り続けると、ヒュウマにタレて来られるので、早めに外に出さざるを得ませんでした。　　

　この早めに外に出すハメになったのが命取り。それによって空いたスペースを内で脚をタメていたラブリーデイがあっさり出てきてしまいました。　

　直線では早め抜け出しのロゴタイプが脚を使いきってしまい、タメていたラブリーデイに鋭く来られると言う展開になってしまいました。

　…もしヒュウマがもっと粘っていれば、ロゴもタメが効いた分と、逆にラブリーデイを締めに行けた分で分からなかったとも思います。なので、勝ち馬は勿論ですが、ロゴタイプも十分に強い競馬をしたと思います。しっかりタメを効かせて直線で弾けられればもっとやれるハズ。

ロゴタイプは次走、中山記念に向かうとの事ですが「これはイイ線いけるんじゃないか？」と思わせる一戦でしたね。

参考動画：https://www.youtube.com/watch?v=-QZCJpf5HPE