245件のひとこと日記があります。
2014/01/04 22:38
血統検定準2級 正解発表2
問10.サラブレッドの生産手段において、過去の名馬の血を色濃く引いた馬を再現する目的で種牡馬と繁殖牝馬が共通の祖先を持っている配合を行う事があるがこれをなんというか。
A.アウトブリード B.ニックス C面白い配合 D.インブリード
正解はD。ただし疾病や気性難などのデメリット部分に当たる遺伝子も強調されてしまう危険性があるため、積極的にこの手法が用いられる事あまりない。
後述のフェデリコ・テシオが生産したネアルコはセントサイモンのインブリード配合がなされている。
問11.問10における配合の内、トウショウボーイ・オルフェーヴル等に見られる曾祖父と曾々祖父が同一(4×3)である、活躍馬が多くでると言われている18.75%の血量の事をなんというか。
A. 偶然の血量 B.奇跡の血量 C.究極の血量 D.至高の血量
正解はB。仔馬にインブリードの悪影響を及ぼさない限界の血量が18.75%とされる学説に基づく。実際の所はよく分かっていない。
問12.1919年に英国でリーディングサイアーを獲得したザ・テトラークという馬がいるが、この馬は現代サラブレッドにある影響を及ぼしている。それは何か。
A.芦毛を定着させた B.体高を大きくした C.体重を重くした D.蹄を薄くした
正解はA。現生サラブレッドの芦毛の親を辿って行くとかなりの確率でザ・テトラークを中継する。
問13.2013年現在、世界で最も繁栄している種牡馬の系統はどれか
A.ミスタープロスペクター系 B.ヘイロー系 C.リボ―系 D.ノーザンダンサー系
正解はD。日本ではメジャーなヘイロー系は世界的にはそれ程影響力を保っていない。
問14.サラブレッドの血統はある系統が繁栄すると必然的に他の系統は衰退する事が知られている。これは旧主流系統が繁栄を極めると配合相手に困窮する事と、新興系統に種付が集中しやすい事と関連して考えられるが、これに関連して、19世紀末の英国で大繁栄を誇り20世紀初頭に急速に衰退してしまった系統名を答えよ。
A.ベンドア系 B.プリンスリーギフト系 C.セントサイモン系 D.ナスルーラ系
正解はC。セントサイモンは19世紀末から20世紀初頭にかけて英国で種牡馬として最大級の成功を収めた。1901年には産駒が英国のクラシック5レースすべてを総ナメにする程の勢いを見せたが、当時英国における種牡馬はセントサイモンとその子供達に埋め尽くされ、配合の機会を失ったセントサイモン系は大衰退した。全ての現生サラブレッドは必ずセントサイモンの血が入っているとも言われている。
問15.19世紀初頭のイタリアにて独自の血統理論を構築しリボー、ネアルコらを生産した歴史的馬産家は次の内どれか
A.フレッド・アーチャー B.ファルモス公爵 C.フェデリコ・テシオ D.マシュー・ドーソン
正解はC。フレッド・アーチャーはピストル自殺した19世紀英国のトップジョッキー、マシュードーソンはセントサイモン等を管理した19世紀英国の調教師。
問16.次の配合の内、行っもよいものはどれか
A.ディープインパクト×メイショウマンボ
B.ディープインパクト×ホエールキャプチャ
C.ディープインパクト×ハナズコール
D.ディープインパクト×レインボーダリア
正解はD。A・B・Cともサンデーサイレンスの孫にあたる。ディープインパクトはサンデーサイレンスの子なので、これらの配合は極度の近親交配となり、受胎率低下や仔馬の健康面での悪影響等から行ってはいけない。
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アラシさん
>パパさん
11問正解とは惜しいですね!
問3は1800mから中距離を連想させる引っかけ要素を含んだ問題です。
種牡馬成績をまめにチェックしている人でないと引っかかってしまうかも。 -
アラシさん
>ぴかりんさん
チャレンジして頂きありがとうございます!
準2級という事でやや上級者向けの問題として作ったので、血統苦手な方には難しい問題かも…。 -
めがねパパさん
問題解き終わりました。11問正解でブ〜でした。
問3 難しい
問4 3頭選ぶのかと思ってしまいました。ひっかけやな…
問12 勘で当たりました。
問15 イタリアっぽい名前の人を選びました。フェデリコ
問16 ディープ×ホエールをチョイス。母にディープが入っていたとは…
大満足でーす。 -
ぴかりんさん
アラシさん、こんばんは*\(^o^)/*
ワクワクする問題、答えアップされてから解き始めたので、すぐ答え合わせ→落第でした(^_^;)
血統詳しくないので、勉強になります!ありがとうございます*\(^o^)/* -
いわぽんさん
アラシさん、私のような素人相手に、ご親切に有難うございました。エルコンドルパサーの血統表を良く見てみますね。(*´∀`)ノ
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アラシさん
ジーナ。さん
では次回は持ち込み上等!の2級問題をアップしましょう! -
アラシさん
25%という大きなウエイトを占めています。
このような配合は世界的にみてもなかなか実現困難だと思います。
種牡馬ならいざ知らず、複数の馬の血統表に同じ牝馬、ましてや全妹が含まれているケースはそうはないので。
多分分かりづらい説明だと思うのですみません。 -
アラシさん
>いわぽんさん
世にも珍しい全妹配合がなされているからではないでしょうか。
エルコンドルパサ―はネイティヴダンサーとノーザンダンサーのインブリード配合をされていますが、これ自体は意識しなくても自然と発生してしまうくらいメジャーな系統なので、珍しい事ではありません。
珍しいのは、エルコンドルパサ―の父の母の父の母にあたるスペシャルという馬(ヌレイエフの母)のインブリードがある事がまず一点あって、この馬はエルコンドルパサ―の母の母の父の母でもあります。(インブリード4×4)
牝馬祖先のインブリードを持っている事自体珍しいのですが、そこからさらに珍しい配合がみられます。
エルコンドルパサ―の母の母の母であるリザベルは、上記スペシャルの全妹なのです。従って、スペシャルと同一血統であるリザベルとの配合はスペシャル×スペシャル×リザベルというインブリードを発生させており、この血量はエルコンドルの -
いわぽんさん
こんばんは。詳しい解説、有難うございます。一つ質問が有ります。エルコンドルパサーの配合は、普通では考えられない配合だと聞いたことが有ります。どういった訳で、そう言われるのでしょうか。唐突にスミマセン。(?_?)
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ジーナ。さん
ダリア姐さんとディープ、ワクワクします(≧∇≦*)ゞ
よかった〜ギリギリ合格ε=(・д・`*)ハァ…
次もがんばります(`・ω・´)ノシ