245件のひとこと日記があります。
2016/03/27 22:10
ドゥラメンテの落鉄の影響
頂いたご質問に回答いたします。
Q.ミルコ騎手が蹄鉄がないので最後は疲れていたとコメントされていましたが、落鉄しても影響はないのでしょうか?日本でも直線前で落鉄して伸びきらないなんてコメントみるのですが。どう分析されますでしょうか?
それにしてもポストポンドは強すぎますね。
A.具体的な算定は不可能で、馬に聞いてみないと分からない。
…と言うところだと思います。
落鉄によって、コンマ何秒ロスがあった、なんておおよそ算定できない話ですからね。
また、落鉄を気にする馬と気にしない馬もいるだろうしし、どこまで影響があったかってのは本当に馬語が話せないと分かりえない所だと思います。
ただ、レース前に落鉄していたのは、レース中に落鉄したのに比べて良かったかなと思っています。
正直、レース前の落鉄なら影響は小さいのでは?と思っています。
落鉄前の蹄鉄がどういう状況で蹄に密着していたのかは不明ですが、密接が不良でグラついている状態であれば、走る前に外れてしまった方が走り易いハズです。
なので、レース中に外れるよりは、最初から外れている方が良いのかな?と思っています。
という事で「落鉄が敗因の大きな要素」とは私は考えていません。
敗因として大きいのは、直線でいつも通りキレ込んでいた点だと思います。
ラチ際に到達して追えなくなっていましたし、これはドゥラメンテが過去全てのレースで見せているクセなので「落鉄していたからヨレた」と言う解釈はできない部分です。
それと、やはり勝馬が強かったことに尽きるとも思います。
ポストポンドのあの走りには本当に敬服しました。
世界のチャンピオンホースたる走りでしたし、
今回はやはり勝馬の強さを讃えて、凱旋門賞での雪辱を願うところかと思います。
馬術での場合ですが、ぶっちゃけ途中で落鉄しても乗り味は変わらないですね。
知らない間に落鉄していて、後ろの人が気づいて教えてくれたとか、洗い場で気づいたとか、そんな話が多いです。
これ、競馬も然りなハズで、落鉄しそうな状況で乗り味が変わるのであれば、デムーロ気騎手も返し馬の時点で気づかないとおかしいですからね。
落鉄もリアルタイムで気づいているかというと、そうでも無いような気がします。
「レースの途中で違和感があったから、あそこで落鉄したんだと思う」みたいなコメントは聞いた事ないし(汗)
ワンアンドオンリーもダービーで落鉄(多分、向こう上面の入った所。蹄鉄らしきものが飛んでる)していても34.0の脚で勝ちましたしね。
そう考えると、落鉄が「大きな」要因になるとは私には思えないですね。
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むへへさん
詳しい解説ありがとうございます
話は逸らして申し訳ないですが
レース中の落鉄の影響として
落鉄の原因次第であるのでは?
と、思います
例えば爪が弱ってる とか
前足と後ろ脚がぶつかるフットワークになってる とか -
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アラシさん
V8さん
蹄鉄は、蹄の磨耗を防ぐ事が大きな目的のようです。
野生の馬は、蹄の成長と蹄の磨耗がほぼ等しくなるのですが、騎乗用の馬の場合、人の乗せたり強い運動をする分で、成長より早く蹄が磨耗してしまうため、蹄鉄が発明されたと言われています。