昨今の競馬YouTube事情

YTで「競馬予想」で検索すると見事に、うまっぷるさん、天童なこさんが検索上位を占めている状況。完全に女性予想家優勢（そりゃそうだ）な状況で、男性では競馬予想家ナツさん他1、2名がまばらに検索上位に動画を送りこんでいるくらい。


最近では、ヨーコヨソー（よう子の予想？）なんてのも飛躍してきており、このままでは競馬予想チャンネルは女性予想家が独占という事になりかねません。


YouTubeは、視聴時間の割合が長い動画ほど検索上位に上がりやすい仕組みになっており、面白い動画を作れる人が常に上位を占めやすく、容赦ない弱肉強食のシステムになっています。


実際、うまっぷるさん登場以降、男性予想家のチャンネルは伸び悩みの傾向が出始めていたのですが、2015年に一気に顕著になりました。
2016年は淘汰が始まるかもしれません。


私は競馬系YouTuberの中では極少数派の、分析・解説派で、レース後に動画をアップする分野なので、彼女らとは競合しませんが、男性の予想家は苦戦傾向が鮮明になりつつあります。新規に旗揚げする人はしんどいでしょうね。これは。


うまっぷるさん登場以前から予想動画を上げているチャンネル（従来型）は、PC視聴者を重視している傾向が色濃く残っており、10分以上の時間を掛けながらジックリと予想開設をしていくスタイルの方が多いのが現状。


詳細な解説をする事は勿論大事なのですが、今やYTはスマホからの再生回数の方が多いと言う状況。しかもスマホユーザーは視聴時間が短いという特徴があり、動画の尺は5分を超えないというスタイルはもはや必須とも言える時代になっています。


従来型のチャンネルは、競馬予想ソフトの画面を見せながら、10分以上の解説を行い、買い目発表を最後に持ってくるのが一般的。
スマホでは競馬予想ソフトの小さな文字は読みづらく、また10分と言う尺には相応の壁があります。

スマホが尚普及を続けている現在、従来型の予想チャンネルは今年どこまで戦えるでしょうか。


YTでは市場原理が容赦なく働く以上、寡占と淘汰が進むのは自然の流れとは言え、それは多様性が失われる事にもなります。


実力派のニューヒーローの登場に期待をかけたいと個人的には思うのですが、どうでしょうか。

今年現れなければ、恐らく来年はもう女性予想家の天下になってしまうでしょう。