榊さん ご達者で（孫市和尚）

昨日、榊さんがお亡くなりになったのを知りました

忙しいのにかまけて一度しかお見舞いに行かなかった自分の不甲斐なさを恥じいる次第です

自分がどん底の時に飯を食わせてくれた御恩は今も忘れてはおりません

榊さんは、自分が復活するのをお袋の次に期待して待っててくれていましたね

結局、間に合いませんでしたがこれからという事でご勘弁下さい

年末は、本当に色々とありました

信じていた仕事の相方もやはり己が楽な道へ逃げていきましたよ

お袋も長年の闘病でボロボロになり死を覚悟して手術を受け成功したものの術後に起こり得るごくごく低い割合の脳梗塞を起こしてしまい自分は寝れない毎日を過ごしております

昨日に、榊さんが昨年の８月にお亡くなりになった事を知ってますます自分は寝れませぬ

８月にお亡くなりになったという事は自分がお見舞いに行かせてもらってすぐに逝ってしまわれたのですね

榊さんは自分にこう言いました

お前の顔を見るまでは死ねんから頑張ってたと

やっと、顔を見せてくれたからもういつ逝ってもええわと

あの時、自分に言ったはずです

孫ちゃん、ワシが死んだらお骨をあそこの寺に入れてくれと

自分は解りましたと言いましたよね

万が一の時は何を捨て置いてでも駆けつけるので必ず連絡して下さいねと

自分が毎日毎日読経して念を込めた数珠をお渡ししたはずですが持っていってくれたのでしょうか？

自分は、それが気掛かりです

他にも色々と頼まれ事もありましたが榊さんの思うようになっていますでしょうか？

今頃は、阿弥陀様のお膝元で榊さんのお袋様と２人で仲良くされておられますか？

自分も、いつかは其方へ逝く事になりますがもう少しお待ちくだされ

まだ、やり残した事も御座います

仏様になられたのでお話しする事は出来ませんが何か伝えたい事があれば夢の中にでも来て下さい

近々、榊さんが入っているはずのお寺さんに行かせてもらいます

その時にゆっくりとお話ししましょう

昨年のお盆ぐらいに随分と私の部屋に来てくれてたのではないですか？

私は、お爺様のように本格的な修行はしておりませんので全ては見えませんが最近は少しずつですが見えるようになってきましたよ

無念の想いはあるでしょうがこれからは仏様として私を見守っていて下さい

私は、今日より生き方を変えますので死に水をとれなかった事はお許しくだされ

又、会いましょう