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2015/11/19 21:48

大一大万大吉(孫市)

大一大万大吉

以前にも触れた事がありますが自分の好きな言葉の一つです

関ヶ原で仲間の裏切りによって無念の敗北を喫した石田三成公の旗印に用いられていた言葉です

現代で言えば

1人が皆さんの為に
皆さんは1人の為に
心を尽くせば世の中の人達は幸せになれる

という感じでしょうか

残念ながら今の世の中の殆どの人はそんな気持ちを持っていないでしょうね

大一大万大吉のような気持ちを持って生きたくても正直者がバカを見る世の中だから仕方がないのかもしれませんが

現代は戦国時代のように裏切られて首を斬られて落命するような事がないから余計にそんな気持ちになれないのかもしれません

男が男を信じて裏切られたら首をハネられる時代の方が今のネチネチした時代よりは生き甲斐もあったのかもしれません

少なくとも自分はそう思います

現代で戦と言えば仕事です

現代の仕事で負ければ首をハネられる仕事なんかごく限られた職種しかありません

世の中の殆どの人が仕事を失敗しても死んでしまう事はありません

だから、男の考え方が軽くなって人生そのものが軽くなって時代そのものが軽くなって何もかもが軽くなって緊張感の無い無責任な今現在になってしまったのではないでしょうか

戦が仕事の職業の1つとしてボクサーなんかがそうですね

しかし、今のボクサーは昔とは全く違います

闘う事よりも寧ろ有名人気取りで人気商売と勘違いしているバカボクサーが大勢います

和歌山出身の唯一の世界チャンピオンになったボクサーなんかもその典型的な存在でした

駆け出しの頃は必死だったのに周りの人間の助けのお陰で世界チャンピオンになった途端にボクサーでなくなった

ボクシングは拳闘と言います

闘う心が無くなった人間が闘う拳を繰り出せる訳がないのです

大一大万大吉の意味のように皆が1つの心になってみたいな考え方は余程、無欲で心の澄んだ人間でないと実践出来ません

ましてや、金に汚い人間や義理を知らない人間が皆の心を背負って闘う事なんかは不可能です

石田三成公も小早川秀秋に裏切られました

自分も、それなりに裏切られて生きてきました

石田三成公の無念さを少しは理解出来ます

幸い、自分はまだ生きています

最期の時が訪れるまで大一大万大吉の心を持ち続けて人生を全うしたいと思います

裏切る者も悪いが裏切られる者も悪い

大一大万大吉の裏返しの部分だと思います

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