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2017/02/12 12:56

辞書の話 -17

新明解国語辞典(三省堂)


辞書好きな人の間ではユニークな(というより社会批判的・皮肉的な)解説で知られた国語辞典である。

象徴的な項目の例が載っていたので紹介する。

【宿舎】
公務員などに不当に安い賃金で提供される住宅。

【更年期】
女性がそろそろ太り始めて、成人病の事などを気にするようになる時期。

これは初版の解説。世の中には笑って済まさないクソ真面目な人も存在するため、批判を受けたのちの第四版ではチョッピリ柔らかな表現に変化して、

【宿舎】
公務員などに名目だけの安い賃金で提供される住宅。

【更年期】
女性がそろそろ太り始めや成人病の事などを気にするようになる時期。

と改正(笑)された。
こういう部分を取り上げて「笑う人」と「ムキになって批判する人」がいるのである。

これはこれとして辞書の個性であるという考え方のできない人は、知識の多様性を否定したいんだろうか?それとも、何か知られてはならない真実でも書かれてしまったのだろうか?

( ̄ー ̄;ウーーン


以上、ネタは
『辞典事典字典ベスト255ガイド』(講談社+α文庫/佐野眞著/1997)
から。

m(__)m

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