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2016/12/09 17:41
昆虫の話 -6
昆虫は種類が多い。
どのくらいの種類が存在するのかというと、正確な数字は不明である、としか言いようがない。
現代の生物分類学の基礎となったリンネの『自然の体系』(1758年)に記録された昆虫は1,937種。新しい種は次々に追加されて、この100年後には約10万種、次の100年後には70万種を超えている。手元の参考書(1984年発行)では約77万種とされているが、これはあくまで「既知種」の数であって、未発見の種がまだ多数眠っているのは間違いない。
今後報告される予想種数を既知種の数に加えると、少なく見積もっても100万種、普通の見積りでも150万。統計学の手法を使って3,000万種という数字を提示した学者もいるが、まあ、妥当な数字は150万種程度と見るのが一般的な学者の意見であろう。
もはや、全体を把握する事は不可能である。名前を覚えるのも当然不可能だ。
苦悩する昆虫オタクであった。
( ̄▽ ̄;)