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2014/10/01 16:34

痛さの…単位?

長文注意。
面倒くさいと思ったら完全スルーにてよろしく。
m(__)m


数年前、ラジオ番組で聴いた面白い企画。事の始まりが実際にラジオ由来なのか、或いはネット由来なのかはよく判らない。俺が知ったのはラジオである。

数値化出来ないものに単位を作って程度を測る物差しにしようという企画で、反響が大きかったのが「痛さ」の単位。

選ばれたのが「鼻毛」で、1本引き抜く際の痛さを「1鼻毛」にして、少し強めの痛みなら5鼻毛、かなり強めの痛みなら20鼻毛といった具合に投稿によって状況と数値化を煮詰めていく。

まあ、主観以外に決めようが無いので、「お遊び」の域を出ないものである。


…そう思っていた。

昆虫学者ってのは変人が多いのだが、ジャスティンシュミットなる人は「シュミット指標」Schmidt Sting Pain Indexという、虫に刺された際の痛みの程度を表す論文を発表していた(1984年)。

0〜4.0で表現し、モンスズメバチ(蜂)で2.0、ファイアアント(蟻)で1.2。

栄光の第一位は…

パラポネラ・クラバータという中南米産の蟻。
数値は4.0+(プラス)。
つまり、指標に収まっていない。半端じゃないレベルの痛さという事らしい。

前述の通りこの指標は「虫に刺された際の痛み」なので、ライオンにケツを噛まれた痛さや、サイに弾き飛ばされた痛さは表現出来ないのだが、たかだか蟻の分際でスズメバチに刺された痛さの倍以上って、鼻毛で言うと数値はどうなのだろう?その学者の解説では「燃える炭の上を歩きながら、かかとに7〜8センチの錆びた釘を刺されたよう」らしいのだが…

昆虫の世界、かなり奥が深いものである。


最後まで読んでくれた方、感謝。
m(__)m

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