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2013/06/03 23:15

Galileoの一族と日本の巡り合わせ

仏ダービーもGalileo産駒Intelloが制覇。愛2000ギニーを勝って英ダービー参戦も匂わせたMagicianも同じ父ですから、本当に今年の欧州クラシックはGalileoの独壇場。あまりにもデタラメすぎて笑っちゃいます。

Galileo母Urban Seaは、凱旋門賞で低評価を覆して勝利し、ジャパンカップにも参戦したものの8着に敗れています。G1勝ちは結局その凱旋門賞のみで、全体的な戦績としては超一流とは言えない馬でした。何か、昨年オルフェーヴルの夢を打ち砕いたSolemiaと似たものを感じますね。ところが繁殖牝馬としては、Galileoの他にも歴史的な大活躍を見せて凱旋門賞母仔制覇を果たしたSea the Starsを産んでいます。ジャパンカップ当時に、この馬の仔が欧州競馬界を塗り替えることを想像した人は・・・いるわけないよねえ。

Sea the Starsは、ウオッカの最初の配合相手としても知られていますね。Sea the Starsは父がDanzig系のCape Crossで、その父がシンコウフォレストメジロダーリングの父としても知られるGreen Desertですから、Galileoと比べるとちょっと重厚さに欠ける感じ。競走馬としての成績は兄に優ったものの、種牡馬としては今の兄の勢いに割って入るのはちょっと厳しい印象がありますが、どうなるでしょうか。

そのGalileoの初年度産駒で、英オークス、英ダービーで共に連対馬を輩出したNew Approachは前出のシンコウフォレストの弟。シンコウフォレストは日本でのG1勝利は高松宮記念のみに留まり、さらに「1分8秒を切ったことのないスプリンター」と揶揄されていたものの、アイルランドから種牡馬としてのオファーがあって再輸出されました。残念ながら、すでに繁殖能力低下を理由に廃用となってしまったようですが。しかし、実は大変な血統馬が日本で走っていたというわけですね。

来日経験があるUrban Seaの仔が欧州競馬界を席巻。その後継種牡馬は日本に縁のある馬だった。そして、日本の顕彰馬であるウオッカUrban Seaの血を引く馬が配合され、日本に帰ってくる。なかなか興味深い巡り合わせです。

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