競走馬の不幸

ジョワドヴィーヴルが調教中の骨折で安楽死になったとのこと。引退後の繁殖としての活躍も期待していた人も多かっただろうし、ただただ残念の一言。

競走中の事故で命を落とす馬ばかりが目立っている感もあるけれど、調教中、放牧中の事故や病気で命を落としている現役の競走馬も多くいる。草食動物という元来「食われる立場」の種であるが故の弱さもあるし、サラブレッドという近親交配の繰り返しによる体質弱化もあるのだろう。

そうした犠牲の上に競馬は成り立っている。我々のできることは、馬頭観音に手を合わせて冥福を祈ることくらいか。

でも、競馬を嗜むということは、そうした不幸も受け入れなければならないということ。明日も懸命に走る馬たちに敬意を表しながら応援しよう。