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2013/05/03 00:16

ジェンティルドンナという馬

たまたまウェブでいろいろなページを見ていたら、去年のオークスの予想をしていた個人ブロクが目に止まりました。いろいろ血統論を述べて結論としては切ってしまったので、見事に玉砕していたわけですが。

しかし、改めてジェンティルドンナという馬の血統を眺めると、どこをどうすればここからクラシックディスタンスのエース級が生まれるのか、確かに血統マニア泣かせな馬です。母父バートリーニがG3を1勝しただけのスプリンターであることはよく言われています。母母父リファーズスペシャルも競走馬としても大した実績もなく、種牡馬として輸入されたものの重賞勝ち馬はゼロ。目立った実績は、シンザン記念で2着になったタニノリフアーズくらいのものでしょうか。母母母父ジュニアスは、競走馬としてはミドルパークステークス勝ちがあるものの、こちらも種牡馬として輸入されたものの重賞勝ち馬ゼロ。息の長い活躍をしたミスタートウジンが出ただけ、いくらかましか。

そんなわけで、どう逆立ちしても日本で活躍できる土壌があるとは思えず、しかも長い距離をこなす産駒など到底期待できる血統ではありません。母ドナブリーニ自身も、2歳牝馬限定のスプリントG1を勝っているものの3歳時には大した成績を残せなかった早熟牝馬でしたから、輪をかけてその産駒に大きな期待を寄せるのは難しいと考えてしまうでしょう、素人ならば。

このような馬に、繁殖牝馬セールで1億2千万円もの値をつけて購入したのがノーザンファーム。紙の上で血統を論じることしかできない人には、とても真似できないでしょう。そして2世代続けて重賞勝ち馬輩出、しかもそのうち1頭は今や日本を代表する競走馬というとてつもない結果を出してしまったのだから、その慧眼は空恐ろしいものがあります。

もちろん、ディープインパクトの種牡馬としての力もあったのでしょうが。ディープのリーディングサイヤーは繁殖牝馬に恵まれただけなんて言いふらしている輩もいますが、ジェンティルドンナの出現はどう説明するんでしょうね?

今の日本競馬は社台系による独占状態になっているわけですが、それは決して他の生産者を妨害するような不当行為を働いたわけではなく、ドナブリーニのような繁殖牝馬を見出して結果を残した積み重ねによるものなんだろうと改めて感じます。サンデーサイレンスにしたって、最初から誰もが大活躍を予想したわけじゃなかったんだし。

JRAと結託してサンデーサイレンス産駒に有利な馬場に改造したからだ?結託というのも馬鹿馬鹿しいけど、サンデー産駒がどういう馬場を得意とするかを事前に予言できたのなら、それはそれですごいことなんじゃないのかな。最後余談w

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