J1／FC東京vs名古屋

J1リーグは第7節。FC東京のホーム・味の素スタジアムの天候は雨。名古屋を迎えて試合は行われた。

アウェイの名古屋は公式戦8試合負けなし。ストイコビッチ監督は「自分達のサッカーが出来てきている」。エース・ケネディを先発に抜擢する等、更に勢いをつけたいところだろう。
一方、リーグ戦4連敗中のFC東京。惜しくも1点差の敗戦が続く。しかし、監督のポポビッチは「(こういった状況でも)やり方を変えずに自分達のサッカーを」とコメント。ましてやホームで連敗を止めたいその気持ちは前半から相手を苦しめていた。

序盤から決定機を作ってペースを掴むも、なかなか「ゴール」が決まらないFC東京。方や名古屋はシュート0こそ慌ててる様子は無く、むしろチャンスを伺っている様子。そして、前半30分。長いリハビリ期間を経て今日がスタメンで復帰のエース・ケネディが今季初ゴールを挙げる。

順調な試合展開で先制もした名古屋。しかし、一つのプレーから「流れ」を失ってしまう。前半終了間際、ルーキーの本多がPKをFC東京に与えてしまう。これを決められ同点に。時間帯が時間帯だっただけに、本多の「若さ」が悪い方向にチームとしては出てしまった一つのミスだった。

同点とし勢いに乗るFC東京は畳み掛ける。後半にまたしてもPK獲得。これをきっちりルーカスが今日2本目も決めて、FC東京が逆転に成功する。
PKを与えてしまったのが経験豊富なはずの田中隼磨。雨脚が強くなって滑りやすくなったピッチもあったが、名古屋が自分達から試合を難しくしてしまった象徴的なシーンだった。

前半から運動量に勝ったFC東京が3点目も決めて勝利＆連敗ストップ。名古屋はMF田口も退場で失い万事休す。「自分達のサッカー」を今回披露出来たのはFC東京の方だった。