J1／名古屋vs新潟

J1リーグは第6節。公式戦7戦負け無しの名古屋が新潟をホームに迎えて行われた。

今回はスタジアムで観戦。豊田スタジアムのある豊田市は絶好の天候。開閉式の屋根は開けられていた為、日差しがバックスタンドを照らして緑のピッチは日向と日陰、二つのコントラストが実に鮮やかだった。
試合前にはプロドライバーの脇坂選手＆三橋選手が両キャプテンに花束を贈呈し、試合を盛り上げるのに一役買ってくれた事に感謝。

試合は名古屋ペースで始まり、小川の仕掛けからPKを獲得。これを玉田がきっちり決めて名古屋が先制。

この試合で一際存在感を放っていたのは名古屋MF・ダニルソン。2010年の初制覇にも大きく貢献した選手。
プレーに波があるところが玉に傷な部分が感じられるが、この試合だけでなく今シーズンの名古屋の中で一番のパフォーマンスを示していると言っても言い過ぎではないだろうと思う。

「アンカー」という一人でDFラインの前を主にカバー、守備を任されるポジション。
相手選手にリーチの長い脚で追い付いてはマイボールに。脚で取れなければ強靭なフィジカルで体をぶつけてフェアに奪い取る。周りの観客も彼のプレーには何度もどよめいていた。
世界では彼程の選手は珍しくないのかもしれない。しかし、目の前で「世界レベル」を目の当たりに出来るのはやはり感謝。

新潟は運動量で終始相手を上回っていた。しかし、肝心なところでのミスが目立ったか。
新潟のチームカラー・オレンジに染まったゴール裏、サポーターの声援は豊田スタに響き渡っていた。名古屋サポーターと共に作り出されたその「空間」を楽しんだ人は自分だけではなかったはずだ。

名古屋は前半にも追加点をあげ勝利。玉田→小川→田中(輝)。スペースを上手く使って崩し切った得点。もっとこういった「形」からのゴールを名古屋で見たいところ。