J2／G大坂vs東京V

今日も全国的に天候は決して恵まれたとは言えない7日の日曜。ガンバ対ヴェルディが行われた万博競技場も特に「強風」が吹き荒れていた様子。


J2も7節。今季は初のJ2でシーズンを戦っているガンバ。ホームではまだ勝てていない事が象徴するように、思った程勝ち点が伸ばせていない印象がある。それだけJ2も簡単に勝てる程のレベルでは無いという事でもあるのだろうと思う。しかし、未だ負け無しという所が流石は名門。
一方ヴェルディは北九州から三浦泰年監督を招聘。元日本代表FW・高原を獲得する等、現在は下位ではあるものの今はチーム作りの段階か？と見てもいいのかもしれない。


試合は前半も後半も先にあげた「強風」がある意味楽しむポイントとして試合に一役買ったかもしれない。


ガンバのストライカーと言えば今はレアンドロ。点でも合わせられて、自らも持ち込んで決められるスキルの持ち主。フィジカルの強さに、「ゴールを決める」テクニックも魅せてくれるストライカー。しかし、そんな有能なFWでも今回の強風には手を焼いていた。
完璧に近いトラップからのシュートをクロスバーへかすめて外し、スルーパスに上手く抜け出してのシュートもまた上を狙ってクロスバー直撃。このレアンドロだけでなく、同じくガンバでテクニックに定評のある倉田も上を狙って外す場面があった。
さらに言えば、相手のヴェルディ・高原。代表でもJでも数々のゴールをあげた選手でさえも相手キーパーとクロスバーの間を狙ってこの試合シュートを外している。
経験やテクニックがあってもそこはやはり「ヒト」。ほんの僅でも風でポイントがずれればコントロールは狂うものだろう。
自然環境への対応がいくらプロとは言っても、いかに難しいのかを垣間見た感じがした。

この他にもこの試合ではゴール前に迫る両チームのシーンが印象的で、プレー自体もさほど切れずに終了が近づくにつれ見応えがあった。
結果は0-0。スコアーレスドローでも確かに楽しめた試合。両チームの健闘に拍手。