J1／横浜FMvsFC東京

J1第4節唯一のナイトゲーム・横浜vsFC東京。春休みな上にリーグとカップ戦で連勝中、好調のFC東京が相手というだけあって横浜のホーム・日産スタジアムには2万3千人が詰めかける中、試合はキックオフされる。

先制したのはFC東京。今年新加入＆古巣に復帰となったFW李がゴール。日本代表のアジア杯での決勝ゴールは記憶に新しい。あれ程の豪快さは無いモノの、今回も巧みに合わせたボレーで移籍後初ゴールを決める。


1点を追う後半の横浜。大黒柱となってチームを牽引する司令塔・中村俊輔がFKのチャンス。相手に当たってコースが変わり、ゴールを決め同点に。FC東京にとっては実に不運な失点だったか。

公式戦で全勝の横浜ではあるが、気になる点を挙げるとすれば、カップ戦でやるせないであろう出場停止処分でエースストライカー・マルキーニョスを欠く中での試合という点。
この「決定力」を誰が埋めれるかに焦点が充てられる中、その期待に応えたのがこちらも新加入のFW藤田。
右からのクロスにヘディングで合わせ、これも今のマリノスの「力」と見せ付けるかのような逆転劇を演出する。

しかし、FC東京も諦めない。この選手も新加入、古巣は横浜の渡邊。横浜の一瞬のスキをついてゴール。横浜の痛んでいた選手が居た中での失点には首を傾げるかもしれないが、FC東京には否はない。プレーを止めるか止めないかは主審の判断。これもサッカーの一部というところだろうと思う。


試合も2-2で終盤。「どちらかが試合を決める」雰囲気の中、決勝点を奪ったのは横浜。先にあげた藤田がコースギリギリに沈めて試合に終止符。マルキーニョスの出場停止の不安を吹き飛ばすような藤田の活躍。横浜の勝利の宴・トリコロールのパラソルは今日も鮮やかだった。

リーグ4連勝の横浜FM。守備は言うまでもなく強固な上に、得点力まで有るとなるとやはり「絶好調」という言葉が一番相応しい。
惜しくも敗れたFC東京ではあるが、ダイレクトパスやショートパスで繋ぐ攻撃は個人的に魅せられた次第。カップ戦で名古屋と対戦。水曜日が待ち遠しい限り。