J1開幕戦／名古屋vs磐田

20周年の節目を迎え、各地で開幕したJ1リーグ。久しぶりのスタジアム観戦、その上開幕戦となれば気持ちは自然と高ぶった。名古屋vs磐田を観戦。


天候には恵まれた豊田スタジアムのある豊田市。しかし、横なぶりで冷たい強風が時折吹き荒れる。「スタジアムにつけば少しは…」と思いきや、スタジアム内に入ってもあまり変わらず。観戦環境としては観客にとってアンラッキーな今日の豊スタ。
試合自体は豊スタのピッチは地下一階部分にあたる為、風の影響は感じられず展開される。


開幕前からこの対戦カードはあるジンクスで注目を浴びていた。その理由がジュビロ磐田・前田遼一の「シーズン初ゴール」。彼に初ゴールを決められたクラブはJ2に降格するという不吉なデータが。あくまでデータではあるが、実にこれが6季連続で起こっているというから驚き。過去のJリーグを紐解いてもトップに君臨するであろう攻撃力を持つ名門のガンバ大阪ですらこのジンクスを振り払えなかった。
観戦中、彼にボールが渡る度近くに跳ぶ度にホーム＝名古屋側の観客席からは時折悲鳴やざわめきが起こる。あのジンクスを知っている人達なんだろうと容易に想像出来た。
結果を出し続けているからこそのジンクス。同じ情報を知っていた観客が居たから感じれた共感。敵ながら日本代表でもある彼の功績に拍手と、テレビ観戦とはまた違うスタジアム観戦の楽しさを改めて感じた時間だった。


試合は1-1の引き分け。開幕ドロースタートの名古屋。前田の初ゴールは避けられたが、新システム、特に守備の面では課題が。チーム一のDF闘利王、途中負傷交代で退いたケガの状態が気掛かり。