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2013/01/20 00:03
全国高校サッカー/決勝戦
成人の日に生憎の大雪に見舞われ、日程変更で行われる事になった第91回全国高校サッカー選手権大会・決勝。録画して翌日にと思っていたが、別チャンネルで今日中に見られるとあって早速テレビ観戦。
延期の影響で会場の国立はちらほらと空席が見られた事にはせっかくの晴れ舞台で戦える選手達には惜しい気もしたが、その一方で5日空いた事でコンディション良好が選手達から伺える闘いぶり。あの大雪は両校にとって結果的には恵みの雪になったのかもしれない。
前半から両チームがっぷり四つ。先制は京都橘。地を這う強烈なシュートをセーブした鵬翔GK浅田。惜しくもゴールは割られてしまったがナイスセービングだった。
後半は鵬翔が反撃。強みのセットプレーから同点。しかし、京都橘も強みの仙頭&小屋松のホットラインから勝ち越しゴール。試合も終盤でこのまま京都橘か?、と思いきや鵬翔がPKで追い付く。
鵬翔のエースで50m5.7の快速が売り濱中がスピードに乗ったドリブルで何度か国立の観客を湧かす。それに京都橘の小屋松はFWでありながら濱中に守備で真っ向勝負を仕掛けた場面から象徴されるように、玉際の競り合いは激しくも誤って当たってしまえばフェアプレー精神で手を交わし合う両校の選手達。過去最長の大会日程にも及んだ今大会。最後の決勝戦を噛み締めるように、楽しむような姿を両校が見せる清々しい試合も、延長戦でも決着はつかず勝敗はPK戦でつける事に。
試合の結果はPK戦を制した鵬翔が初の全国制覇を達成。おめでとう、鵬翔イレブン(^_^)
このPK戦で両校通じて唯一失敗した選手が京都橘のキャプテン・仙頭。
自身が一人目で外してから終止落ち着かない表情。嫌な予感はそのままチームの敗戦に。今にも倒れそうな程に味方選手に支えられながら悔し涙を流し続ける仙頭。しかし、彼を責める選手も人もきっと居ないだろう。この試合でも随所に落ち着いたプレーで特に攻撃でチームを牽引。小屋松と共に大会得点王にも輝いたその姿は、これからの京都橘サッカーを支える後輩達にもきっと届いた事と思わせる確かな勇姿だった。
今年の全国大会も今日で終了。数々の日本代表選手がこの大会からも輩出されている事から、是非今大会からも名選手が出て来てくれたらと確かに思わせてくれる試合の数々。来年の高校サッカーが今にも楽しみで仕方ない。