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2013/01/05 18:00

全国高校サッカー/準々決勝・作陽vs桐光学園

ベスト8が出揃った今年の全国高校サッカー。ここで後1つ勝てば夢の国立で戦えるだけに、熱戦を期待してテレビ観戦。


過去に準優勝経験がある実力者同士の対戦となった作陽対桐光学園。全体的に桐光がペースを握り、前半にセットプレーから先制。攻撃を牽引していたのはOB中村俊輔が背負った事もある背番号10を付ける松井。
右足から長短のパスを巧みに使い分け、随所にパスセンスを見せ付ける。
桐光が松井のパスなら作陽は平岡のドリブル。スピードに乗った歩幅の小さいドリブルは後半中盤辺りから桐光を苦しめ始める。切り札のエースFWも投入し、作陽が流れを引き戻した中。平岡のドリブル突破から試合終盤で貴重な同点弾をもぎ取り1-1に。
近年の高校サッカーでもはっきりとレベル向上を感じさせてくれる試合を確かに見せる両チーム。どっちに勝利が転ぶか分からないこの試合も残るはロスタイム
桐光は時間的にも最後の攻撃でロングスローに掛ける場面。大会規定で延長戦は無いため90分で決着がつきそうにないと見た作陽の監督は、PK戦を見据えここでGK同士を交代。先発GK選手より控えGKの方が技術的にあるいは精神的に有利に働くと賭けたのだろう。しかし、この交代が裏目に。ロングスローからのこぼれ球を桐光に決められてしまう。これが決勝点となり、桐光が劇的な勝利をおさめる事に。


ただ一人一度もボールに触れる事無くシュートをいきなり防がなければならなくなった作陽の控えGK。「キーパーを変えなければあの失点は防げたかもしれない」と作陽の監督は悔やむかもしれないが、交代カードをどう使ってチームを有利に傾けるか。監督の采配も試合結果を大きく左右するという観点で見ると実に楽しめる一戦だった。勝利した桐光にも、最後の最後まで勝利を目指して戦った作陽にも拍手を送りたい。

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