全国高校サッカー／桐光学園vs四中工

両者共にこの試合が今年の初戦。桐光学園では藤本淳吾、四中工では小倉隆史氏がOBとして観戦に訪れるなどで約1万4千人が会場の三ツ沢を埋める中でキックオフ。


両チームにとってこの試合のもう一つの敵は横なぶりの『強風』だった、か。ゴールキックやロングフィードはボールが押し戻され、空中での競り合いやパスの強弱に両者の選手達は四苦八苦。
前半風上にたった桐光が風下でてこずる四中工のミスを上手く活かし3得点で前半を折り返す。しかし、逆エンドになった後半は約3分間たらずで2点を一気に返した四中工が攻勢。前半は劣勢だった四中工が去年準優勝の実力も見せつけ始め、勝利に断然優位だったはずの桐光に全く余裕が無くなる状況に。
試合自体は勝利を決定付ける4点目を決めた桐光が四中工を突き放し勝利をおさめたが、その日の試合環境に選手がどれだけ対応出来るのか活かせるのかで試合結果や流れにも絡んでくるスポーツの面白さを見せてくれた試合だった。