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2021/10/03 12:26
2021凱旋門賞(チーム戦 & 予想)
「チーム クールモア」のラブ号の出走取消。
これによって、寧ろクールモアは、やるべき役割分担がシンプルに一本化できるようになりました。
取り消したラブ号の鞍上はLデットーリ。
つまり、ラブ号は今回、クールモアでも勝ち役の1頭でした。
(たしかにラブ号は、近3走ではイマイチですが、その前のG1連勝はまさにクールモアの現役代表馬の1頭だったのは間違いありません)
そのラブ号が不調なので、こちらよりもスノーフォールを選んだのが日本でもすっかりお馴染みのRムーア騎手。
スノーフォールも前走でイマイチなレースで負けており、Rムーア騎手としても、ラブ号とスノーのどちらに乗るべきか迷ったでしょうけれども、クールモア側からしたらスノーフォールは前走Lデットーリを乗せて負けているので、Rムーア騎手に戻して復調を狙うという考え方なのかも知れないですね。
Rムーアを勝たせる為に、Lデットーリがラビット役やアシスト役を務めるとは考えにくいです。
従って、当初、クールモアはラブ号とスノーどちらも勝つ競馬をするというあいまい戦略だったはずです。
しかしラブ号の取り消しによってあいまいな部分は全て解消されて、ブルームがラビット役、スノーが勝ち役。この作戦でハッキリしました。
クールモアが出して来るラビットのブルーム。
この馬はサンクルー大賞で勝った時にも逃げ切り。
よってクールモアからは、逃げ(ないし先行し)て、スロー以外のペースでスノーフォールが差しやすいようにラップを刻めと指令が出ていることでしょう。
ここで重要なのは、今年は凱旋門賞にありがちな「道中ダラダラスローの終い勝負」にはならないと解る事です。
そこへ来て、私の中ではゲート順から当日の馬場バイアスが外伸びですから、一番有力だと考えられるのが外からの差し追い込み展開。
今回の出走馬の脚質をゲート順で見てみましょう。
モジョスター:逃げ先行マクリ(<)
ハリケーンレーン:先行マクリ差し(<<)
タルナワ:好位差し(<<<)
ディープボンド:逃げ先行好位(<<)
バブルギフト:好位追い込み(<<<<)
ブルーム:逃げ先行(<)
アレンカー:自在(????)
スノーフォール:追い込みマクリ(<<<<)
シリウェイ:好位マクリ(<<<)
アダイヤー:先行好位マクリ(<<)
トルカータータッソ:好位先行(<<)
ベイビーライダー:好位先行(<<)
クロノジェネシス:好位マクリ(<<)
ラービアー:自在(????)
こうやって見ると、逃げるかも知れないと予想される3頭(モジョスター、ディープボンド、ブルーム)は、
内〜中ゲートに配置されていることが解ります。
そして、10〜15ゲートまでは先行脚質だけれども無理に前に行かなくても大丈夫な、多少、融通が利く馬がズラリと並べられています。
非常に面白いゲート配置ですね。
肝心の差し追い込み馬を1頭ずつ見て行きます。
タルナワ
3ゲートなので、この枠からだと自然な形で馬群に包まれる可能性が大きいでしょう。
道中はラチ沿いを進んで脚を矯めて、最後の直線で馬群を割って、そういうオーソドックスな競馬をするのかも。
バブルギフト
6ゲートなので、馬群の後方を追走する形になりそうです。
もしかしたら、タルナワをスムーズに外へ出させない役割を与えられた仏国馬なのかも知れません。
アレンカー
自在脚質なので前に行くのか差しに構えるのか予想不可能ですが、もし差しなら8ゲートなので、
道中は中団馬群の外目を追走するか、または馬群の中に包まれる形になりそうです。
勿論、理想はスムーズに外から差す形。
スノーフォール
典型的な追い込みを得意とするタイプで、今回はこの馬が差しやすいペースを作って来る筈。
9ゲートなので馬群の後方を外から追走する形で、直線でも外へ持ち出す公算が高いです。
外が伸びる馬場なら圧勝まであるのかも。
シリウェイ
絶好の10ゲートですが、この馬の場合は先行気勢が強そうで、今回の差し展開は合致しないかも。
ラービアー
自在性がある脚質で、大外なので恐らく自然な形で差しに構えるでしょう。
そして外伸びバイアスならワンチャンありと見ます。
予想
今年は外枠の差し追い込みを重視して予想します。
◎スノーフォール
〇ラービアー
▲アレンカー
△アダイヤー
押クロノジェネシス(3着まで)
押ハリケーンレーン(3着まで)