628件のひとこと日記があります。
2019/12/12 21:24
ランフランコ・デットーリ 2019年来日編 7 (香港国際競走 前編)
- 4 R
-
香港ヴァーズ(G1)
2019年12月8日 0回シャティン0日目
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝 | 人 気 |
馬体重 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | グローリーヴェイズ | 牡4 | 57 | モレイラ | 2:24.77 | 5.5 | 3 | 計不 | 尾関知人 | ||
2 | 11 | ラッキーライラック | 牝4 | 55.5 | スミヨン | 3.1/2 | 5.3 | 2 | 計不 | 松永幹夫 | ||
3 | 1 | エグザルタント | セ5 | 57 | パートン | クビ | 2.0 | 1 | 計不 | クルーズ | ||
4 | 10 | ディアドラ | 牝5 | 55.5 | マーフィ | 1/2 | 6.1 | 4 | 計不 | 橋田満 | ||
5 | 6 | Called To The Bar | セ5 | 57 | ギュイヨ | 2.1/2 | 126.4 | 10 | 計不 | ブラント | ||
6 | 9 | Ho Ho Khan | 牡5 | 57 | ホー | 3/4 | 187.2 | 13 | 計不 | ホール | ||
7 | 12 | True Self | 牝6 | 55.5 | マカヴォ | クビ | 188.2 | 14 | 計不 | マリンズ | ||
8 | 4 | サザンレジェンド | セ7 | 57 | サナ | 3 | 74.4 | 7 | 計不 | ファウン | ||
9 | 5 | Young Rascal | セ4 | 57 | デットー | 1.3/4 | 93.5 | 9 | 計不 | ハガス | ||
10 | 8 | イーグルウェイ | セ7 | 57 | マクドナ | 1/2 | 176.5 | 12 | 計不 | ムーア | ||
11 | 7 | プリンスオブアラン | セ6 | 57 | ウォーカ | 1 | 76.4 | 8 | 計不 | フェロー | ||
12 | 13 | Anthony Van Dyck | 牡3 | 55 | ムーア | 1/2 | 7.0 | 5 | 計不 | オブライ | ||
13 | 3 | Aspetar | セ4 | 57 | ワトソン | 1/2 | 46.8 | 6 | 計不 | チャール | ||
14 | 14 | Mount Everest | 牡3 | 55 | ローダン | 4 | 155.3 | 11 | 計不 | オブライ |
香港スプリントでは、短期免許で来日したことによる縁でしょう、
日本馬ダノンスマッシュに乗りましたので、香港での騎乗も番外編として書こうと思います。
まず、香港ヴァーズ。
ここではLデットーリは、英国馬ヤングラスカルで出走。
Lデットーリは、現在は英国を主戦場にしているので、英国馬に乗るのは自然だと思います。
香港ヴァーズには他にも英国馬が2頭出走していたので、これらとのチーム戦があるのかどうかを
まずはチェックしますと
ヤングラスカル 騎手:Lデットーリ 調教師:ハガス 馬主:Bernard Kantor(銀行家)
プリンスオブアラン 騎手:Mウォーカー 調教師:フェロー 馬主:Saeed Bel Obaida
アスペター 騎手:Jワトソン 調教師:チャール 馬主:シェイクモハメド(ドバイ王族)
英国馬3頭は、調教師も馬主も違いますし、
プリンスオブアラン鞍上のMウォーカーは、どうもニュージーランド所属の騎手のようで、
アスペターはLデットーリとの契約を昔、打ち切ったゴドルフィンですから
この2頭とのチーム戦はあり得ないと解ります。
香港ヴァーズのLデットーリの騎乗振りを見ると、
スタートで遅れ気味で、すかさずそこを隣ゲートのアスペターにぶつけられながら封じ込められてしまい
このままではマズイという事で慌てて押して中団に取りつく形になります。(EUの差し馬なのでしょうからスタートが遅いのは仕方ないと思います)
Lデットーリは内へ入っていきたいと思ったのか道中ではイーグルウェイを削ったりしながら
馬群の中へどんどん入っていく動きをみせます。
向こう正面の後半から早くもLデットーリの手は動き出し少し仕掛けます。
しかし馬は全く進出できず、寧ろ3〜4角では他馬に抜かれて後退加減。
更に4コーナーでは少し躓いたのか?一瞬ガクンッと変な挙動までみせます。
そして、そのまま最後の直線では最後方付近からやや内の方を走り続けて
バテた馬を交わして9着でゴール。
Lデットーリも上手い乗り方ではなかったですが、単に馬が能力面で弱いのと、
高速馬場の適性が無かったのが敗因だったと思います。
当日の香港の馬場は時計が速く、(香港ヴァーズはレースレコードだったのでは無いでしょうか?)
私がネットで軽く調べたところでは、2006年の高速時計だった時よりも今年のシャティンは、
少し高速化してたようにすべてのレース結果を見た後で思いました。
こうなってしまうと、前が止まらない地元の先行する短距離系馬が有利だったりするのかと
思いきや、そうではなくて、日本馬が抜群の上がり脚を発揮してしまう日本的な馬場になったようで、
香港ヴァーズを勝ったのは、日本代表ディープ産駒の差し馬という結果が、それを象徴していると思います。
---つづく---