スマートフォン版へ

マイページ

628件のひとこと日記があります。

<< ランフランコ・デットーリ 2019年来日編 ... ひとこと日記一覧 ランフランコ・デットーリ 2019年来日編 ... >>

2019/12/03 21:07

ランフランコ・デットーリ 2019年来日編 3

5 R

2歳新馬

2019年11月30日 5回阪神1日目 2歳新馬  [指](馬齢)




馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 単勝
馬体重 調教師
1 5 7 ストーンリッジ 牡2 55 デットー 1:36.8 2.8 2 454(0) [西] 藤原英昭
2 5 6 スリーコーズクライ 牡2 55 武豊 1:36.9 1/2 46.3 7 442(0) [西] 吉村圭司
3 2 2 ヒメノカリス 牝2 54 川田将雅 1:37.3 2.1/2 1.8 1 434(0) [西] 池江泰寿
4 4 5 ロルベーア 牡2 55 岩田康誠 1:37.5 1.1/2 20.2 5 462(0) [西] 浅見秀一
5 1 1 カレンブラッキーナ 牝2 54 秋山真一 1:37.7 1.1/4 59.7 9 456(0) [西] 平田修
6 7 10 マイネルアレマン 牡2 55 柴田未崎 1:38.0 1.3/4 311.9 12 432(0) [西] 奥村豊
7 6 9 トーホウゴールデン 牡2 55 ムーア 1:38.0 クビ 18.7 4 436(0) [西] 高橋亮
8 3 3 エイシンアヴァロン 牡2 55 和田竜二 1:38.2 1.1/2 10.3 3 494(0) [西] 西園正都
9 8 13 ダコタブラックヒル 牡2 55 ルメール 1:38.3 1/2 35.2 6 480(0) [西] 長谷川浩
10 6 8 アイワナトラスト 牡2 55 藤岡康太 1:38.4 3/4 47.8 8 512(0) [西] 友道康夫
11 7 11 タガノジャック 牡2 55 幸英明 1:38.6 1.1/4 247.5 10 480(0) [西] 岡田稲男
12 8 12 ノイノコ 牡2 55 竹之下智 1:39.0 2.1/2 485.4 13 402(0) [西] 千田輝彦
13 4 4 メイショウクレディ 牡2 55 松山弘平 1:41.3 263.0 11 476(0) [西] 池添兼雄

払い戻し

単勝 7 280 2
複勝 7
6
2
110
400
110
2
7
1
枠連 5 - 5 3,950 10
馬連 6 - 7 4,000 10
ワイド 6 - 7
2 - 7
2 - 6
960
140
880
13
1
11
馬単 7 → 6 6,090 17
三連複 2 - 6 - 7 1,490 5
三連単 7 → 6 → 2 12,380 31

先々週は、Lデットーリの騎乗ミスを重箱の隅をつつくように解説しましたから
今日は一転して外人騎手の上手さをLデットーリも発揮しているという、上手さの部分の解説をしようと思います。


2019年11月30日(土曜) 阪神 5R新馬

別にどうって事ない新馬戦ですが、レースの決着にはLデットーリの上手さが光りました。

まず、新馬戦というモノが何なのか、基礎知識として知っていなければ
いきなりレース映像を観ても正しく理解することはできないので、当たり前の事ですが、
新馬を観る上での考え方を説明します。

新馬というのはメイクデビューというくらいですから、
JRAでは基本的には全馬が初めてのレースになると思います。

ですから、スクーリングとかもあるのでしょうけれど、殆どの馬はレースへの気構えが
万全ではないです。これが2戦3戦と経験して行くと、競馬場に来たらレースだと馬も解りますし
一部の空気読めない馬以外は、レースに慣れて余計な動きは減っていくのが普通です。

つまり、新馬戦とは最も余計な動きをしがちなレースという事です。

馬は本来、馬群を作って群れで走る動物ですから、自然と密集馬群で走る事を
誰に教わるでもなしに出来るものですが、競走馬は人工的な育成をされているので
野生が薄まってしまっている面もあるのか、JRA競馬では密集性が低いです。

更に新馬戦では、多頭数で速いペースを初めて経験する馬も多いからか、馬群には隙間が多く
密になりにくいですし、走りもフラフラしたり、フワフワしたような気が入っていないような
馬が多いです。
(実は新馬が得意な血統には、この独特のフワフワ感を得意としているタイプもいます)

ただ、今から解説する阪神5Rは、新馬にしてはマトモに走っている部類だと思います。


このレースでLデットーリはストーンリッジというディープ産駒の2番人気馬に騎乗しました。

逃げたのは武豊の馬で、その外の斜め後ろ2番手にLデットーリは付けました。
そして、逃げ馬の真後ろに川田将騎手の1番人気馬(こちらもディープ産駒)が位置する隊列でした。

ペースは新馬戦にありがちな超スローで


  ハロンタイム 13.4 - 12.1 - 12.7 - 12.7 - 12.7 - 11.2 - 11.0 - 11.0

  テン 4F 50.9 - 3F 38.2   上り 4F 45.9 - 3F 33.2


前に付けたディープ産駒の上がり3ハロンの脚には、誰も叶わない展開。
(ディープ産駒が、新馬戦を全てのクラス条件中で最も得意とする理由は、このフワフワスローも理由のひとつです)

最終コーナーを曲がり終えて、最後の直線に向いた瞬間に、逃げる武の馬が少しだけ外へ膨らみます。
これも新馬独特のフラフラだった可能性が高いです。
それに合わせるように外の斜め後ろを走るLデットーリの馬も外へフラ付きます。

この2頭の外への動きによって、逃げ馬の直後を走る川田将騎手には最内が空きそうに見えますが、
次の瞬間には武豊は内へ軌道修正し、川田騎手は武とLデットーリの間を割りたいような
ハンドリングをしますが、馬がフワフワして反応が悪くてLデットーリが締めるのが間に合ってしまいました。

この内への封じ込めは冷静ですし、このレースの決め手になったと考えて良いと思います。
川田将騎手としては、Lデットーリが武豊の馬も含めて上手に使って、たった2頭で閉じ込められたなと
思ったかも知れないですね。
(まぁ、でもインのポケットの位置を選択した時点でこうなるリスクは覚悟の上だったかもですが)


https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=163977

>【メイクデビュー阪神5Rレース後コメント】
> 3着 ヒメノカリス(川田将雅騎手)
> 「良い内容で走ってくれましたが、最後に前の2頭に離されたのは、切れ味の差でしょうか。
>  次回、改めて期待したい馬です」

川田将騎手も、コメントでは上手くLデットーリに締められたとは言いませんけどね。

これらは、ルールに沿ったフェアプレーでの封じ込めでした。
外人騎手のレベルだと、これくらいは当たり前の事ではありますが、
当然、Lデットーリもソツなく戦略的な知能を発揮して来ますね。


---つづく---

お気に入り一括登録
  • ストーンリッジ
  • ヒメノカリス

いいね! ファイト!