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2019/10/04 21:33

凱旋門賞 2019(EUのチーム戦 4)

あとは、パリロンシャンのコースの変更点にも、チーム戦を考えた時に重要だと思うので言及しておきます。

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パリロンシャン競馬場
http://www.jra.go.jp/keiba/overseas/country/france/longchamp.html

>2015年の凱旋門賞終了後に当時のレートで約185億円の総工費がかけられた改修工事は、
>フランス最大手のブイッグ社が担当し、メインスタンド、入場門、パドック、検量室など
>多くの施設がリニューアルされた。

>コースの大きな変更点は、通常のゴールから約450メートルの地点に
>オープンストレッチと呼ばれる新型仮柵が設置されたことである。
>オープンストレッチはイギリスや南アフリカの一部競馬場でも導入されている仮柵で、
>直線の入り口あたりでインコースに走路を生み出すことにより馬群を横に広げてバラけさせ、
>出走各馬の進路をスムーズに確保する狙いがある。

>これにより後方待機勢の馬たちも力を発揮しやすくなり、従来のレース展開が大きく変化。
>各馬がのびのび走れるようになって、よりフェアなレースが繰り広げられるようになった。
>オープンストレッチは開催により使用する日としない日がある。

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”オープンストレッチ”という、最期の直線でインコースに大きなスペースを設けるという
コース設定が追加されたのです。

イメージとしては、京都芝外回りコースと阪神芝外回りコースでの
外回りと内回りコースが合流する地点の様なモノの、もっと凄い版です。


百聞は一見にしかずでしょうから、今年の仏1000ギニーの直線映像をご覧ください。


フランス1000ギニー2019年(Poule d'Essai des Pouliches)
https://youtu.be/WVhwRaDtYlg?t=73


明らかにガバッとインコースが増設される形になってますね。

でも、去年の凱旋門賞ではオープンストレッチは使われていませんでした。


凱旋門賞2018年(Prix de l'Arc de Triomphe)
https://youtu.be/Ax3kW9NSnGo?t=477


主催者側の気分次第で使用するかどうかは決まるのかもですね。
オープンストレッチが騎手達に不評だという説もあるようですけど。

現状では、今年はオープンストレッチを使用するようだという説が濃厚のようです。


その場合は、内枠の差し馬(主に仏馬と日本馬)がオープンストレッチを利用して
距離ロス無しで内差しが可能になるでしょう。

そして、エネイブルなどの英国馬・愛国馬は、枠順や仏国馬のブロックによって、恐らくオープンストレッチの
恩恵は受けれない可能性が高いと読みます。

すると、天候が崩れなかった場合は、インコースが伸びる馬場になるのだろうなという
推測も成り立ちます。


枠順、コース設定、馬場バイアス、それらの条件に対してチーム戦と国別対抗戦で
出走馬が競うのが凱旋門賞。




以上、凱旋門賞というレースの構造を解説してみました。

以前にも何度か同じ事を日記で書いているとは思いますが、世界の競馬の基本を説明するのには
うってつけのレースでもありますので、このくらい詳しく競馬の概要を解説する方が
読んで頂いている方にも親切だろうと考えました。


ネット競馬でも比較的チーム戦は話題になってるようですね。
今、ネット検索してみたら記事もありました。
https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=36223

他にもネットには多くの記事がありますし、いろいろと知っておけば役立ちそうです。
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/keiba/keiba/2016/10/03/_2016_2016_20162016_20162016_95_gi236114_16_2400/index_2.php

---おわり---

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