628件のひとこと日記があります。
2019/09/22 22:52
凱旋門賞 と 血の濃度 3(エルコンドルパサー 前編)
Kingmambo
(米) 1990 鹿毛 [血統][産駒] Mr. Prospector系 |
Mr.Prospector
1970 鹿毛 [血統][産駒] |
Raise a Native
1961 [血統][産駒] |
Native Dancer
1950 |
Polynesian |
Geisha | ||||
Raise You
1946 |
Case Ace | |||
Lady Glory | ||||
Gold Digger
1962 [血統][産駒] |
Nashua
1952 |
Nasrullah | ||
Segula | ||||
Sequence
1946 |
Count Fleet | |||
Miss Dogwood | ||||
Miesque
1984 鹿毛 [血統][産駒] |
Nureyev
1977 鹿毛 [血統][産駒] |
Northern Dancer
1961 |
Nearctic | |
Natalma | ||||
Special
1969 |
Forli | |||
Thong | ||||
Pasadoble
1979 [血統][産駒] |
Prove Out
1969 |
Graustark | ||
Equal Venture | ||||
Santa Quilla
1970 |
Sanctus | |||
Neriad | ||||
サドラーズギャル
Saddlers Gal(愛) 1989 鹿毛 [血統][産駒] FNo.[5-h] |
Sadler's Wells
(米) 1981 鹿毛 [血統][産駒] |
Northern Dancer
1961 [血統][産駒] |
Nearctic
1954 |
Nearco |
Lady Angela | ||||
Natalma
1957 |
Native Dancer | |||
Almahmoud | ||||
Fairy Bridge
1975 [血統][産駒] |
Bold Reason
1968 |
Hail to Reason | ||
Lalun | ||||
Special
1969 |
Forli | |||
Thong | ||||
Glenveagh
1986 [血統][産駒] |
Seattle Slew
1974 黒鹿毛 [血統][産駒] |
Bold Reasoning
1968 |
Boldnesian | |
Reason to Earn | ||||
My Charmer
1969 |
Poker | |||
Fair Charmer | ||||
Lisadell
1971 [血統][産駒] |
Forli
1963 |
Aristophanes | ||
Trevisa | ||||
Thong
1964 |
Nantallah | |||
Rough Shod |
凱旋門賞の歴史に燦然と輝く2頭の牝馬
コロネーションは、トゥールビヨンの2×2
エネイブルは、サドラーズウェルズの3×2
でした。
日本馬でも、凱旋門賞に挑戦していた、近親配合がややキツイ馬がいます。
エルコンドルパサーです。
エルコンドルを日本馬と認定しても良いのかは当時としても、今、血統表を見ても
微妙ですけど取り敢えず、最も凱旋門賞1着に近かった日本でデビューした馬であるのは本当でしょう。
エルコンドルパサーは、馬主によって計画的に近親配合を施され誕生した馬でした。
ですから、コロネーションと同じ轍は踏まない巧妙な仕掛けがされた配合になっています。
エルコンドルパサーの血統表の、父母父母と、母父母母、をご覧ください。
※日記の一番上の血統表です。
父母父母スペシャル(Special)、母父母母スペシャル ですから
つまり、スペシャルの4×4の配合なのです。
そして同時に、
父母父父ノーザンダンサー(Northern Dancer)、母父父ノーザンダンサー ですから
つまり、ノーザンダンサーの4×3でもあります。
しかし、この場合はスペシャルとノーザンダンサーを別々に見るのではなくて
ノーザンダンサー×スペシャルという配合から出来た、父母父ヌレイエフ(Nureyev)と、
ノーザンダンサー×スペシャルの仔という配合から出来た母父サドラーズウェルズ(Sadler's Wells)との
近似配合を使った近親交配になっていると捉えます。
(ミソなのはサドラーの方にはボールドリーズンの血を余分に入れる事で
遺伝子の多様性を多少なりとも補おうと工夫されている点です)
どうでしょうか?
ヌレイエフとサドラーズウェルズの近親配合に見えますでしょうか?
そして、エルコンドルパサーの仕掛けはコレだけでは終わりません。
---つづく---