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2019/09/11 19:47

馬を御す 9(ハミ 4) END

ハミをガシッと噛ませて手綱を緩めないでシゴくなら、
馬はちゃんと騎手のハミ操作した方向へ進みます。

馬がバテてヨレたり刺さったりするのは、ハミをしっかりと噛む力さえ失った状態だからです。
(この状態を俗に手応えが無くなったと言います)

因みに、気性の問題でヨレたりする場合はハミの方向に逆らうので馬が頭を上げたり
口を割ったり、首の向きを曲げたり、そういう異常な仕草が観られるので判別可能です。




まとめ


最初に書きました。

  御すとは「馬や馬車を巧みに扱う」という意味でした。


裏を返せば、馬を制御不能状態にしないという意味です。
その当たり前の技術が出来ているかどうかは、直接的に騎手としての腕前(才能)の有る無しと言えます。

そして、御す事の最もハイレベルな技がスパート時での馬の御法という事です。

それにはハミが大きく関係していました。


今回は、御す、を丁寧に説明したつもりです。


レースを観る場合に、馬の動きを観察するだけでなく、騎手のハミ操作まで見れるようになれば
即ち、どういうドライビングをしていたのかまで理解して観れるという事を意味します。

そこまで見て初めてレースを観たと言えると私は考えています。


   ---おわり---

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