京都記念レイデオロの敗因考察

どうしても京都記念１番人気３着レイデオロの敗因が
仕上がりイマイチのような気がしてならないので考察します。

他にもいろいろな敗因が考えられるのでしょうけれど、
私が仕上がりにだと結論を出した理由を書いて行こうと思います。

　理由はこの１点に尽きます。

　「藤沢和流の調教やレースの使い方が道悪の芝重賞には合っていない」


藤沢和流は独特で、

　「時計は軽めだけどシッカリ準備運動と乗り込みをやる」

が基本姿勢だと聞きます。

他にも、馬をリラックスさせるようなケアをしていたり
レースに無理使いはしないなど結果を出しているからこその
馬優先の管理調教がされていると言われています。

そういう無理をさせないけど、ちゃんとレースで勝てるような負荷を掛ける
馬作りは高速馬場のマイル前後を走るには良いのだろうと私は考えました。

逆に、
道悪やHペースになって終いが全馬バタバタになる
スタミナとか勝負根性が必要なレースでは、藤沢和流の調整は裏目に出る筈です。


これまでは具体的なデータで検証した事はありませんでしたが
今回は調べてみました。

●馬場状態別集計（藤沢和厩舎　休み明け）※画像参照


予測通りでしたね。
連対率は遜色ありませんけど勝率で明らかに不得手と言えるでしょう。


次のデータです。


●クラス別データ（藤沢和厩舎　休み明け　芝・重＆不良）※画像参照

水色で強調した重賞のデータは、
京都記念のレイデオロの臨戦過程を再現したデータでもあります。

このデータ結果を後付けで解釈すると、OPクラスは条件戦などより激しいレースになるので
より底力が必要で更に道悪が加わると高速時計向きの超１級品のマル外馬が多い藤澤和厩舎の馬達は
泥臭い根性勝負ではへこたれてしまうのかも知れないです。


では、データ条件を良馬場にしてみたらどうでしょうか？


●クラス別データ（藤沢和厩舎　休み明け　芝・良）※画像参照


良馬場だと多少成績が改善されました。
道悪が負ける最後のひと押しになっている裏付けかもしれませんね。
休み明けの重賞で勝率１０％超えは凄い事だと思いますし。


まとめ
藤沢和調教師も本当は良馬場のレースだけを使いたいと考えているでしょうけど
JRA制度ではスクラッチする事は出来ませんから道悪かどうかは運の問題と言えそうです。