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2017/12/24 15:18
有馬記念展開考
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 厩舎 | 馬体重 | 単勝 オッズ |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 牡5 | 57.0 | 池添 | 池添兼 | 510(+4) | 24.4 | 6 | |
1 | 2 | 牡5 | 57.0 | 武豊 | 清水久 | 540(-2) | 1.9 | 1 | |
2 | 3 | 牝5 | 55.0 | ルメール | 吉村 | 474(0) | 31.9 | 8 | |
2 | 4 | 牡3 | 55.0 | 三浦 | 佐々木 | 466(+4) | 67.3 | 11 | |
3 | 5 | 牝5 | 55.0 | 田辺 | 角居 | 482(+10) | 144.8 | 15 | |
3 | 6 | 牡3 | 55.0 | 戸崎圭 | 池江 | 454(0) | 67.4 | 12 | |
4 | 7 | 牡4 | 57.0 | 福永 | 角居 | 520(-4) | 28.7 | 7 | |
4 | 8 | 牡4 | 57.0 | 岩田 | 浅見 | 444(-4) | 43.8 | 9 | |
5 | 9 | 牡6 | 57.0 | 蛯名 | 金成 | 494(+12) | 68.6 | 13 | |
5 | 10 | 牡5 | 57.0 | ボウマン | 友道 | 474(+4) | 6.9 | 3 | |
6 | 11 | 牝5 | 55.0 | 北村宏 | 大竹 | 460(+6) | 52.4 | 10 | |
6 | 12 | 牡5 | 57.0 | ムーア | 堀 | 496(0) | 9.7 | 4 | |
7 | 13 | 牝5 | 55.0 | 浜中 | 池江 | 432(-10) | 19.6 | 5 | |
7 | 14 | 牡3 | 55.0 | Mデムーロ | 庄野 | 510(+8) | 4.6 | 2 | |
8 | 15 | セ9 | 57.0 | 川田 | 平田 | 460(+4) | 186.2 | 16 | |
8 | 16 | 牡6 | 57.0 | Cデムーロ | 藤岡 | 512(+10) | 122.5 | 14 |
内伸び馬場で内枠に有力馬がキタサンブラックだけという配置がされたので
後は、
「キタサンを去年の様に誰かが潰しに動いてくれるのか?」
が、キタサンブラック取捨の最大の焦点になる。
有力馬が外目以降に配置されているので、基本的にそれらは自力で動いた場合は
脚を使わされてしまうのと、仮に脚を使って動いたとしても内と外の距離ロスの差によって
安易にはキタサンを突くことさえ難しい可能性もある。
実際に、去年のサトノなんとかは、一応、なかなかの実績馬であるにも関わらず
位置取りが後ろ過ぎたせいでキタサンを突けたのはほんの一瞬だけだった。
有馬というレースはそのコース形状から、テンの位置取りを前目で確保するには、
スタートダッシュの先行力に加えて枠順が内目であることが重要。
(ただし超スローならその限りではない。そしてキタサンはスローの逃げ馬なので
ダッシュか枠順どちらか1つでも何とかなる可能性も残している。)
スワーヴとシュヴァルの両馬とキタサンの先行力を比較した場合、
そもそもキタサンに分があり、そこへきて枠順的にもキタサンが先んじるので
位置取りは、普通に考えると
←前 後ろ→
キタサン シュヴァル スワーヴ
こういう並びになるだろう。
シュヴァルがどこまでキタサンを射程圏位置にテンの位置取りで無理せず確保できるのか?
ここがレースの1つのポイントになる。
総合的に見て位置取り面ではやはりキタサンが有利なのは間違いないだろう。
この馬はここまでのG2以上では常にこのアドバンテージを最大限に活かすことで
勝ってきた馬で、今回もまた、まるで展開が向く事が当然であるかの様に
恵まれるのかもしれない。
この馬がスローで逃げ・先行するのに何故誰も突きに行けないのかと言えば
それはひとえに鞍上が武豊だからです。
しかし、武豊が逃げているのを競りかけてはならないという日本人の常識も
外人には通用しない。それが去年の有馬での外人コンビによる可愛がりだった。
(今年の宝塚ではそれを1頭でやってのける荒業もあった)
スタートを決めてスローに落とし、誰も競りかけない。
こんな有利な事はG1では本来有り得ないのだが、それを実現していたのが
キタサンだった。
去年の有馬はそうならなかったのには、サトノ馬主の意向が大きかった面もある。
どう考えてもサトノ2頭を外人鞍上で用意したのは彼だろうから。
レース後の彼奴の発言がまた印象的なもので、
「キタサンブラックって本当に強いんだなぁ」みたいなコメントをしていたと記憶している。
しかし、去年、JRAからこっぴどく叱られただろうから
サトノ馬主は同じ手は99%使って来ない。
そうなると社台系しかキタサンを早目に潰しに動いてくれる陣営は無いのかもしれない。
その社台系だって、中央競馬の今後の人気上昇を考えると寧ろキタサンが勝って
競馬人気が沸騰するのも良いと考えている可能性も、無きにしも非ずでは?とも思う。
それでもシュヴァルを社台系が既に社台SSへ迎え入れる契約が水面下では完了している
可能性が大なので、種牡馬価値の上昇の為にもキタサンよりシュヴァルに重きを置く
という選択も十分に有り得る。
私としては、馬券的にはそちらのシナリオに賭ける事になるのかも知れない。
シュヴァルとスワーヴの2頭が簡単にキタサンを突ける可能性がやや低いので
他馬の援護の可能性も考えてみたい。
ヤマカツエース 先行力もあまりなく、鞍上が武豊ラインの池添騎手。
彼はヤマカツ馬主に恩義もあり2〜5着狙いをするのでキタサンに競る事は有り得ない。
クイーンズリング 吉田家馬で一応先行力もありそうで内枠。しかし去年注意を受けた鞍上ルメールなので
この馬が競りに行く可能性は低い。スタートでの封じ込めに動く可能性はあるが
キタサン&武はそういう攻撃は喰わない可能性が高いだろう。
ブレスジャーニー & トーセンビクトリー
トーセン馬主はキタサンに競る必要性が無い。 2頭ともなかなかの馬で着狙いだろう。
つづく