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2017/09/13 22:29

サートリストラム と ザビール 6 (豪州へのシャトル種牡馬)

いよいよ今回は、私がサートリストラムSir Tristram)とザビール(Zabeel)の話を書き始めた、
切欠の話題になります。


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モーリスミッキーアイルリアルインパクトオーストラリアへシャトル
http://uma-furusato.com/news/detail/_id_90246

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モーリスミッキーアイルリアルインパクトという3頭の種牡馬が豪州で
シャトル種牡馬をやっているそうです。

この3頭とも父系はターントゥ系です。
過去に豪州でシャトルをしていた日本の種牡馬で有名なのはフジキセキですが、
あの馬もやはりターントゥ系。

豪州のホースマンが、父系を意識しているのかは謎ですが、
シャトル種牡馬としてこの3頭を選んだのは正しいチョイスだと思います。

と、同時に、この3種牡馬は血統表が豪州の繁殖牝馬との配合を考えた時に、
似通ってしまっているので、同じ様なタイプばかりを選んで来たなぁと、
チョイスの単純さには、目先の事しか見えない生産性を感じたりもします。




ターントゥ系という父系の適性から、モーリスミッキーアイルリアルインパクト
豪州で種牡馬としてやれそうだというのは解りました。

すると日本と豪州の競馬のレベル差で、日本で種牡馬をやる以上に良い結果を出せそうにも思えますが
繁殖牝馬は豪州のレベルという事を勘案するなら、レベル差による優位性は薄そうです。


ついでですから、
シャトル3種牡馬ではどの馬が良いだろうかと言う比較も考えてみましょう。

常識ではモーリス一択になるのでしょうけれど、今回は、さにあらずです。


思い出してみて下さい。

サートリストラムは、現役時代の戦績が特別レースのみで重賞は未勝利でしたし、

ザビールも、G1を1つ勝っただけの1流と言うには、ちょっと物足りない程度の馬。


これを知っていれば、豪州で種牡馬としてターントゥ系が大当たりするのに、
立派な競走成績は要らないと想像されます。

よって私の読みでは、モーリス産駒は香港で走らせるなら良いが、オセアニアの競馬では
必要以上の期待はしない方が無難という予測です。

豪州の競馬では、血統的に合うのですから駄目な筈はないですけど、
アベレージは安定しても豪州と新国でG1馬を量産する確率は低いだろうと読みます。

寧ろ、ミッキーアイルリアルインパクトは、牝馬やセン馬の産駒でG1馬を
輩出してくれそうな気が私はしていますが、さて、どうなるでしょうね?



私の中で、豪州へのシャトル種牡馬について考えた事で、
豪州の馬産が少し身近に感じられるようになりました。

シャトルされた3種牡馬の産駒は、オセアニアと香港、果てはアフリカで走るのかも知れませんが
日本には豪州人馬主マイケル・タバートが一口馬クラブ経営者としているのですから、

もしかしたら、シャトルされた3種牡馬の豪州での産駒がJRAでも走る可能性があります。

その時には、サートリストラム → ザビール の系統を思い出して貰って血統は考えればいいですし
馬格や遅生まれという事にも注意を払ったりすれば、謎のマル外馬という存在には成らないと思います。


つづく

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  • 星星星さん

    つづき4

    サトノダイヤモンドのフォア賞は、個人的には予想の範疇の結果でした。
    相手にも本物のG1馬が混じっていましたし。
    あと鞍上が仏出身のルメールなのにEUの馬場の特質が解っていないようなので
    そこは意外な感じでした。その点は暇だったら、いつか日記に書くかもしれません。

    おわり

    2017/09/16 09:39 ブロック

  • 星星星さん

    つづき3

    これで全てが繋がりました。
    我々競馬ファンは、究極的に体重を管理しないといけない職業を知っています。
    あのアンカツさんも減量で晩年は苦しんでいましたし。

    合理的に今回の騎手が「フロセミド」を使用した理由を考えると
    どうしても体重が落とせなかったので、最終兵器を使って落としたと考えるのが自然だと思います。

    つづく4

    2017/09/16 09:38 ブロック

  • 星星星さん

    つづき2

    今回は何故人間が使用したのか?というのが大事な点ですが
    本人談では「むくみ解消の為」でもコレって変ですよね。
    むくみなんて暫く経てば自然と消えますから、普段通りに仕事をすればいいだけなので。

    利尿剤「フロセミド」は、ある種の人間に重宝されているようです。
    それは職業柄、体重を落とさなければならない人間にです。
    私の想像ですが、モデル、芸能人、などが常用してそうです。
    今回のニュースを見てネットで調べてみたところ、
    痩せたいと考える女性に「痩せる薬」として販売されているようなので。

    つづく3

    2017/09/16 09:38 ブロック

  • 星星星さん

    つづき1

    アメリカの競馬では未だに、この薬を適法とすべきか禁止とすべきかで紛糾しています。
    適法のままで良いと主張する関係者や調教師の言い分は、
    「鼻出血を防ぐ」為だというものですが、その裏には自己流のドーピング・ブレンドレシピを
    して競馬に勝ち、その証拠を消し去る事ができるからだと言うのは
    世界のホースマンの間では公然の事実になっています。

    つづく2

    2017/09/16 09:37 ブロック

  • 星星星さん

    利尿剤「フロセミド」と言うから、何だろう?となってしまいますが、
    実は販売薬品名を「ラシックス」と言います。
    競馬のドーピングやアメリカ競馬に詳しい人なら、1度は見たことがある薬品名だと思います。

    ラシックスは利尿剤ですから、他の薬物を使用していても
    素早く体外へ輩出できてしまうので、レース後の検尿で禁止薬物の使用がバレないという使い方があります。

    いわゆる、ドーピング隠蔽の為のドーピング剤が、ラシックス = フロセミド なのです。

    つづく1

    2017/09/16 09:36 ブロック

  • カサマツクンさん


    対象薬物として指定されている利尿剤「フロセミド」が検出された。JRAは同日夜に当人から使用を確認。裁決委員の権限で処分された。JRAの事情聴取に、木幡育は「落馬によるケガで、むくみが取れないために母親からもらったものを使用。常用はなかった」と話したというが、検査前の申告がなかったことを重視した。
    >よくわからないけど 有名な薬なんですか?
    レースは帯同するサトノノブレス(牡7歳)が僚馬を先導するようにハナ奪い、サトノダイヤモンドが2番手につける展開。直線半ばからのたたき合いとなったが、本来の伸びを欠き、後続にかわされて4着でゴールを通過した。サトノノブレスは最下位6着に終わっている。

     ルメールは「長い休み明け、重たい馬場を考えれば、よく頑張っているが、最後の200メートルで止まってしまった」とレース後にコメントした。
    >このメンバーでこの結果、凱旋門賞、大丈夫なのですかね?期待外れで

    2017/09/16 08:01 ブロック