スマートフォン版へ

マイページ

151件のひとこと日記があります。

<< イスラボニータ物語 第5章〜第6章... ひとこと日記一覧 期待馬・新馬とホープフルSで2頭出し(1/2... >>

2017/12/26 16:36

イスラボニータ物語 第7章〜最終章

イスラボニータ物語 第7章・天が与えた別の結末、第81回日本ダービーでの1番人気

強敵トゥザワールドを破ったことで、全ての競走馬が目指す日本ダービーで、イスラボニータは1番人気として支持される^^ 実際皐月賞後のムードは、イスラボニータが日本ダービーも制し2冠を達成するものと楽観視する雰囲気が漂っていたことも事実で、その人気とも相まって1番人気に支持されるのは自然な流れにも思えた^^

なぜなら2番人気のトゥザワールドは先行粘り型で、中山で行われる皐月賞こそが最も戴冠の可能性が高いと思われていたし、3番人気のワンアンドオンリーは皐月賞で最速上がりで追い込んではきていたものの、2歳時の東京スポーツ杯2歳Sでイスラボニータに完敗している相手でもあったので、中山の2000mをもこなしたイスラボニータが4戦4勝で大得意の東京コースに戻ってくるとなれば、この雰囲気は玄人目にみても当然と思えるものだったと思う^^

しかし天は別の感動的な結末を用意していた^^

この年に引退となる橋口弘次郎調教師の最後の日本ダービー^^ 彼もまた何度も挑戦したが、夢破れ、どうしても叶わなかった日本ダービー戴冠の夢^^ ワンアンドオンリーで望むこの第81回日本ダービーこそが、本当のラストチャンスだった^^

ラスト200mで抜け出たイスラボニータと壮絶な競り合いの末、最後の最後で差しきり、橋口弘次郎調教師はついに日本ダービーを獲ることとなる^^

検量室に戻ってくるワンアンドオンリーに拍手喝采が起こる中、イスラボニータ陣営は日本ダービーを獲ることの難しさと悔しさを改めて味わうこととなるのだった><


イスラボニータ物語 最終章・種牡馬としてのイスラボニータの可能性

古馬になってからのイスラボニータは、数々のG1で馬券内には来るものの、なかなか優勝を飾ることができず、ついに引退するまで古馬G1を勝利することはできなかった^^

しかしその実力は折り紙つきで、二つのレコードタイム保持馬(2歳東京芝1800m、3歳以上阪神芝1400m)、2歳デビュー戦勝利から引退レース勝利まで息の長い実績、現役25戦中掲示板を外したのはたったの3回、うち馬券内に絡んだのはなんと18回、しかも1400mから2400mまでの幅広い距離範囲の重賞で優勝・2着の好成績を叩き出してきた^^

これはそれまでのフジキセキ産駒が、晩成でマイラーな馬が多かったのに対し、ことイスラボニータに限っては驚異的な成績と言っても過言ではなく^^ おそらくこれは母方のイスラコジーンの血(特に心臓)と父方のフジキセキの血(特に爆発力)がうまく合致して、成せる業だったのだと思う^^

またイスラボニータ自身の特徴として、世界中の競走馬を探してもいないだろうと思われる唯一無二のチーターのような走りをする柔軟性があり^^ おそらくこの柔軟性こそが現役生活の中で一度も怪我をしなかったことの最も大きな要因で、遺伝学的に柔軟性は親から子へ遺伝することが知られていることから、この柔軟性も産駒に多く遺伝すると推測される^^

もしそうなら、産駒もまた怪我をせず生涯走り続けることができ、しかも短距離から中長距離まで幅広い得意距離を持った馬が産まれることになり、イスラボニータの種牡馬としての可能性は、今までにない種牡馬の可能性を開くものであることは間違いない^^

父が叶えられなかった皐月賞制覇の夢をイスラボニータが叶え、イスラボニータが叶えられなかった日本ダービー制覇の夢をイスラボニータの産駒たちが叶える^^

そんな夢を託され、またイスラボニータの産駒たちは羽ばたいていくことだろう^^

早ければ3年後、イスラボニータ産駒から、今までの常識を覆すような名馬が出てくることを願ってやまない^^

(完)


※先週・今週のPOG馬&応援馬の結果は、今週のG1・ホープフルS終了後に更新します^^

お気に入り一括登録
  • イスラボニータ
  • トゥザワールド
  • ワンアンドオンリー
  • フジキセキ産駒
  • イスラコジーン
  • フジキセキ
  • チーター
この日記はコメントできません。