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2012/05/18 05:16
優駿牝馬オークス
オークス枠順決まりましたね。
有力馬もまずまずの枠になり、先行馬が綺麗に内枠におさまりました。
武豊騎手鞍上のメイショウスザンナがハナを切る可能性が高いと思いますが、この枠順なら平均ペースで流れると予想します。
ポイントは内田騎手ヴィルシーナがどこで動くかだと思っています。
前走桜花賞では外枠からの発走だった為、強気の先行策から直線2の脚を使って2着に粘りましたが、内容的にはかなり強い競馬だったと思います。
当然今回もその強味を活かした早目先行から後続を封じる策に出るとみます。
スタートから前を見るかたちで、先頭から5〜6番手というのが陣営の理想だと思います。
平均ペースからの末脚の持続力比べになれば当然力がある馬でないと好走は難しく、NHKマイルC、ヴィクトリアマイルここ2週続けてスローの上がりの競馬になっていますが、今回のオークスは底力が問われる一戦になる可能性が高いと思います。
そう考えると勝ち負け出来る馬は限られてきます。
まず桜花賞1、2着のジェンティルドンナとヴィルシーナ。両馬を比較した場合、最も強い競馬をしたのがヴィルシーナと言えます。
2頭の着差は1/2馬身でしたが、勝ったジェンティルドンナは上がり34秒3、2着ヴィルシーナが35秒1とその差コンマ8秒。
マイルに相応しい中団からの瞬発力で勝利したジェンティルドンナと直線早目先頭から持続的な末脚で2着したヴィルシーナ。
両馬全く違う競馬をした訳ですが、徹底してマイルにこだわった使い方をされてきたジェンティルドンナがその経験を活かし桜花賞馬になりましたが、ヴィルシーナの方がよりオークス向きの持続力を見せた競馬をしたと感じました。
今の府中は内も伸びますから、今回は両馬の着順が逆転する可能性は充分あるとみます。
次に最近本番のオークスでも好走馬を出するようになったトライアルのフローラSですが、勝ったミッドサマーフェアは鮮やかでした。
勝ちタイムはお世辞にも褒められませんが上がり33秒の脚は大きな魅力です。
本番で同じ決め脚を繰り出せるかどうかがこの馬の最大のポイントですが、過去にフローラSから通用したベッラレイヤやサンテミリオンは2分0秒台で走破し厳しいラップでの末脚の持続力(上がり34秒台)を証明していた共通点がありました。
その経験がないミッドサマーフェアは、決め手は魅力も精神的にまだ幼いところがあり、今回のオークスに関しては桜花賞組の方が有利だと思っています。
秋華賞辺りでは面白いかもしれません。
あともう一頭とても気になる馬がいます。ハナズゴール。チューリップ賞を外から全馬まとめて差し切った馬ですが、桜花賞回避から完調手前のNHKマイルCで7着。
スローの前残りの競馬でしたが直線12番手から上がり34秒の脚で追い込んでおり復調の兆しは見せました。
走りが大跳びで距離延長は歓迎材料だと思いますし、府中も4度経験済み(内2勝)。
本来NHKマイルCからのローテーションは確かにきついものがありますが、幸い今年のマイルCのレベルは500特別並の凡戦で体力の消耗がほとんどなく、桜花賞を回避している同馬にとっては最高のたたき台になったのではないかと思っています。
あと最後に取り上げたいのが、トーセンベニザクラとメイショウスザンナです。トーセンベニザクラは地面を這うような首を下げた走方とダイナミックな馬体は府中の2400mに向くと思います。
実績はマイルに集中していますが、距離延びた今回、前が早くなれば出番があるかもしれません。
メイショウスザンナは折り合いに不安がなく自在性があり積極策に出ればスタミナが生きる可能性はあると思います。
◎ハナズコール
○ヴィルシーナ
▲ジェンティルドンナ
★トーセンベニザクラ
△ミッドサマーフェア
△メイショウスザンナ