母No.2話

母は私と弟に本を読んでくれた、誰の作品だったか、まごころという本を読み聞かせてくれた、私が7歳、弟が3歳、本の中身は理解出来なくても、想像豊かに育つたのは、母と父の昔話

その頃は母と父は仲良しだった、祖父の家から独立、二階家を借りて生活、だが、父の厳しい躾は私に厳しい、母の存在はその頃から消えた

記憶がない、そして、市内の京町に越した時に、母の記憶が甦る、私の鼻とあるアデノイドの手術のあとの母の愛を感じた

10歳の時、それから、母は野村證券の営業員を始めた、私は養護学校に入れて、慣れた頃、母は仕事、弟は池田小学校通い、弟と土曜日には昼御飯は、近くのうどん屋さんで、弟の七味事件も(笑)懐かしい場所、京町の肥後銀の近所にいたころ、続く