SDH (ステゴ・ディープ・ハーツ)

ステイゴールド産駒は2ハロン切れる脚を使い、
ディープインパクト産駒は3ハロン早い脚を使えて、
ハーツクライ産駒は4ハロン良い脚を使える、みたいなことをどこかの
記者さんが書かれていましたが、各産駒全体で考えると
まさに’言いえて妙’で、特徴を表しているのではないかと思います。

三頭の名種牡馬の産駒、馬体からの特徴があるように思えます。
ディープ産駒は良い繁殖をつけるとほぼ間違いなく走る産駒を出して来て、
産駒は背中のラインが綺麗で胸が深い産駒が多いですね。また胸が
深いせいか前脚が短く見える産駒が多い気がします。
ディープ産駒はゆったり道中が流れてヨーイドンになるレースが
得意中の得意で、特に新馬戦がこんなレースになることが多いので、
2歳戦から走る馬を多く出してくるのではないかと思っています。

ステゴ産駒はディープ産駒より多少胴が長い馬が多く、横から見て
胸の深さがそれほどないタイプが多いのですが、怪物級の走る産駒は
どちらかというと、胴が詰まり気味で腹回りもしっかりあって
使い減り
しないように見える馬が別格級に走るような気がします。
またこの産駒は気性の激しい馬が多く、良血の牝系でなくても、
多少馬体が貧弱に見えても勝負根性?で走ってくる産駒が多いので、
一口馬主的には気になる種牡馬です。

そして今が旬のハーツ産駒ですが、よく言われるのが前脚を開いて走る
産駒が多いという特徴があるようですが、自分的にはこの産駒は
とにかく胴が長い馬が多いように見えますね。
一口の募集やPOGの写真を見ても、本当に胴伸びの良いタイプが多くて、
逆に言えば脚が短く見える産駒が多く実はこれ、自分の嫌いな体型で、
多少胴が詰まって見えても足が長く見えるタイプが好きなので、
これまでハーツ産駒と縁が無かった気がします。
(募集時に胴が丸々として長く、脚が短く見えるフジキセキ産駒も
好みのタイプではなかった)
そしてこの父の子供たちは凄まじい成長力がありますが、これは胴が長い
という特徴がそうさせているように思えます。
今までの産駒はデビューからダービーあたりまで、まだ筋力が弱く、
トモの踏み込みが足らない、回転力が足らない等の理由で、胴長の長所の
一完歩の大きさが活きて来ないが、しっかりしてくると
このプロポーションが最大の長所になってくるように思われます。

この超人気のSS直仔三種牡馬の仔たちは、これからも間違いなく
走ってくるでしょうから、一口馬主的にも大注目です。