スター候補誕生！？

２歳馬がデビューし、Ｇ１へ向けて３歳馬・古馬が始動を開始している秋競馬。そんな中で、ちょっとしたスター候補が誕生しつつある。

日曜の秋華賞の裏で、東京の障害の重賞が行われ、デンコウオクトパスが優勝した。この馬は平地でも終いの脚が印象深い馬だったが、障害では非常に強いパフォーマンスを見せている、障害馬としてはまだまだ若い５歳馬。

とにかくこの馬は前半がポイント。ちょっとリズムに乗るまで時間がかかるタイプで、最初の障害を丁寧に飛ばせること、それさえできれば馬がリズムよく走れるので、非常に強いパフォーマンスを見せてくれる。掛かるくらいの行きっぷりなので、そこをいかに我慢させて、最初の１０００ｍくらいでリズムに乗せるか、そこは主戦の西谷騎手も相当気を遣っている馬。

まだまだ荒い面はあるが、東京の連続障害も無難にこなしての完勝！いずれは日本の障害界を背負って立てるだけの器。もし機会があれば、この馬のレースは絶対に見たい。そして最初の１０００ｍくらいを無難に乗り切れたなら、後は勝利のゴールテープが待っているはず。今年の中山大障害はまだ分からないが、とても楽しみな障害馬が誕生しつつある！