有り難う！！ロジユニヴァース！！

典さんに初のダービー制覇をプレゼントしてくれましたロジユニヴァース(萩原厩舎)が引退との事で、引退後は種牡馬となる事が決定致しました。
デビュー戦から皐月賞トライアル弥生賞まで無傷の四連勝の後に臨んだ皐月賞は圧倒的な1番人気を支持されながらも、まさかの14着と大敗を喫してしまいました。
武豊TVでの豊さんと典さんとの対談では、「弥生賞で1着取ったが、弥生賞の頃から走り方に気になる所が有った。皐月賞で良い方に転ぶか悪い方向に転ぶか半信半疑な部分は有ったが、悪い方向に転んでしまった。」と敗因を分析されました。
皐月賞惨敗で挑まれた日本ダービーは、生憎の不良馬場でのレースとなりまして、典さんは「これだけの不良馬場だから後ろからでは難しいから、前目で馬に負荷をかけさせない競馬に徹した。」との事で、ジョーカプチーノがハイペースで逃げてくれたお陰で、ロジは離れた好位三番手で上手く折り合ってくれまして手応え良く直線に向かって、豊さん騎乗のリーチザクラウンの更に狭い所に入った内ラチをこじ開ける様にロジが入りまして末脚を伸ばしてくれまして、後続に四馬身突き放す圧勝劇を見せてくれまして、典さんに初のダービー制覇をロジがプレゼントしてくれました！！
典さんがG1で一着でゴールを駆け抜けた時には、何時も派手なガッツポーズを見せてくれますが、ダービー制覇の時にはゴール後の派手なガッツポーズは見せませんでした。
典さんのインタビューで「皐月賞惨敗後に状態が上向いていればとは思ったが、追い切りでも状態が変わらなかったから正直勝てる自身は無かった。しかし、終わってみれば強い競馬をしてくれたので馬には本当に申し訳無い気持ちで一杯です。」というコメントがガッツポーズを見せなかった理由だったと思います。
ゴール後には、2着のリーチザクラウン騎乗の豊さんと馬上で握手を交わしまして、検量室前では、管理される萩原先生よりもリーチザクラウンを管理されている橋口先生(ハーツクライで典さん騎乗でダービー2着)に真っ先に典さんが握手を交わされていたのが、ある意味印象的でした。
その他、当時まだ競馬学校でダービー見学に来ていた息子の和生君とも抱き合っておりましたし、伯父さんの奥平真治元調教師(メジロライアンでダービー2着)も典さんのダービー制覇を喜ばれていたみたいです。
沢山の人達に典さんがダービー制覇に祝福を受ける事が出来まして、最高の一日だったと思いますし、典さんをダービージョッキーに導いてくれましたロジユニヴァースには本当に感謝の気持ちで一杯です！！
種牡馬になりましてからも、良い産駒を沢山出して頂きまして活躍馬が多く出てくれます事を心より願っております！！
最後に改めまして、ロジユニヴァースに「本当にお疲れ様でした。第二の種牡馬生活でも是非とも頑張って下さい！！」と労いの一言を言いたいと思います！！