トイレ

昼おびっていう番組で痛風について特集をしていた。

幸いな事に俺をビビらせる内容ではなかったが、汗を流したら水分を取るって言葉には感ずるものがあった。
近く定食屋で昼を済ませた俺は、コンビニで冷たいお茶を一気に飲み干し散歩に出掛けた。

散歩と書くと穏やかに聞こえるが、俺の散歩は体力回復を目的としてるので、散歩と言うよりは歩行鍛練に近い。

普段は散歩の途中で尿意など催さないのだが、今日はお茶を大量に飲んだせいかトイレに行きたくなった。

ここから一番近いコンビニは、先日のTシャツの店があるが何となくためらわれた俺は、近くに公園があった事に気がついた。

公園は現在地から3分くらい。
コンビニよりはるかに近いのである。

だが公園のトイレは何故か床？がいつも濡れていて、掃除してる人がいるはずなのに非常に臭う。今日は雨なので出来れば足を踏み入れたくないが、コンビニの店員の目を気にした俺は公園を選択した。
その公園は住宅街にあり、雨という事もあり誰も居なかった。
トイレに入り用を足してる時に壁の落書きが目に入った。

〇〇絶対に
殺す

俺の名字が書いてあった。

対象が俺ではないのは明らかだが、何とも言えない気持ちになった。

今度トイレに行きたくなったら、コンビニにしようと思った。