散歩

俺は昼と夜の二回散歩に行く。
汗をかいた後にシャワーを浴びると、汗も止まり風が涼しく感じるのである。
夕方に雨が降ったが俺が散歩に行った時間は、太陽が出て湿気も多く大変暑かった

いつも散歩に行く時はグレーや柄つきのTシャツとジーンズで行く。

しかし、今日はいつもの散歩着とも言うべき服が、異臭を放ち始めたので今日は白いTシャツと深緑のカーゴズボンで出掛けた。

歩き始めて30分いい感じで汗が出てきた。

歩き始めて50分が経過した頃、俺は体に異変を感じた。何となくだが足に力が入らなくなり、頭がボーっとしてきたのである。

初めての経験だったが、これが熱中症ってヤツか！と思った俺はコンビニを探した。

時刻はもうじき15時。一番暑い時刻なのである。

足取りが重くなってきた。汗もかなり出てる。
急がねばと思った時に向こうから、自転車に乗った主婦達がやってきた。

俺を見て何故か気の毒そうな顔をする。

しばらく行くと今度は下校中の小学生の集団に出くわした。

子供達も何故か俺を見て、「ヤバいモノを見てしまった」と言わんばかりに目を背ける。

俺は少し傷付いたが目的地であるコンビニに到着した。

その時、俺は自分の姿を見てしまった。

白いTシャツが肌に張り付き、体が透けて見え、ズボンは色の濃いモノを履いてたが為まるで漏らしたかのように、俺の股間とお尻を濡らしていた。

俺は水を買ってすぐに店を飛び出した。


散歩に行く時は服のチョイスも大切だと思い知らされた。