幽体離脱

今日は風が強いため目にゴミが入るのを嫌い、家で大人しくしていた。

家にいて何もしない。
かなりの苦痛なのである。

我ながらメンタルが弱くなったと感じた。

学校に行ってた頃、気がつけば授業が終わっていた。更に言えば、学校が終わていた！という経験をした人は多いと思う。
朝イチや午後イの授業にその現象はよく起きた。

俺達はその現象を幽体離脱と呼んでいた。

たいがいは頭に先生からの愛の鞭という、字にすると大変美しい鉄拳制裁で現世に呼び戻される。
先生に「寝ていません。幽体離脱をしていた」と食い下がったが、余計に怒らせてしまった。
当たり前なのである。当時の俺は「何故、解ってくれない」なんて思ったものだが、先生からすれば幽体離脱など認めていたら、クラスの人間ほぼ全員があの世へと行ってしまうのである。

つまり、先生はこの世に引き戻してくれたと今なら理解できる。

久しぶりに幽体離脱を試みようと思ったが、もう出来なかった。

あの頃の俺には戻れないってのが判った。


分けの解らないまとめになってしまった

本当に今日は暇な一日だった。